平成17年6月2日、眠り薬を飲んでMRI検査に臨みました。
薬を飲むと、やはり深い眠りになり、いつも夜になっているように、ク、ク、グガー!ってなっていました。「あぁー!まただぁー!信ちゃん息しようよー!」と思いながらも、私は抱っこしながら信ちゃんが、息がし易い様に、いろんな角度にしたりしていました。
検査の時間になり、すっかり眠っていたので、MRI検査を受けようと、信ちゃんを検査台に乗せて、看護師さんにお任せして、母は他の場所で待っていたら、「お母さん!ちょっと来てください!呼吸は…いつも寝たらあんな感じですか?顔色もあまり良くないし…酸素濃度が下がっています!」って血相変えて呼びに来ました。
寝てしまうと、体の力が抜けて舌が落ち込んでしまうし、扁桃腺やアデノイドが大きいので気道が狭くなり、息を吸っても吸えなくて…、いろんな条件が重なり、母としては、毎晩みていた様子ですが、この状態は看護師さんや、先生からすれば最悪の呼吸状態でした。思っていたより、かなり重症のようでした。
看護師さんも、慌てて主治医の先生を呼んでくれました。酸素濃度が下がっていたので、酸素吸入をしながら、落ち込んでしまう舌を、マウスを入れて気道を広くしたり、呼吸がしやすい体勢になるように肩や首の辺りにクッションをあてたりしてくれました。すると、酸素濃度も100%にまりました。
その姿は、母がいつもみていたのと比べると…、逆に?ん?息しているの?と思うくらいおだやかな胸の動きでした。本来ならこの状態でいいのに、信ちゃんは毎晩すごい状態で呼吸をしていたんだなぁ!とつくづく実感しました!
先生も「この状態だと危険です!これは、ちょっとしんどいと言う次元を超えています!もしかまわなかったら、今日一番泊まって無呼吸の検査をしましょう!」と言われ、どうせ、いつかはしないといけないと思っていたので、お願いすることにしました。
( 睡眠時無呼吸症候群・その3 に続く… )