輝きの一日

日々の輝き

開拓者が去った

2012-04-10 23:06:20 | Weblog

彼は60年前
四国香川県から開拓者として
一人、中標津原野の開拓に
鍬をおろした
様々な苦労を経て
大きな牧場へと路を広げ
更に農民の結束を促し
酪農民の幸福へとつなげた
しかし、80歳
肺がんに見舞われ
半年、ついに命を落としてしまった

開拓は想像以上な苦難があったが
それだけに成功の喜びは大きい
結婚・子育て・事業収入の確立
しかし、癌には死を教えられ
あえて拒むこともなく
死を迎えて逝った

まさに開拓地へと飛び込んだ
勇気と覚悟と似ている
だからこそ 拒むことは
しなかったのだろうか?
可愛い娘たちとその孫
に囲まれて静かに逝った
開拓した自宅の部屋で
静かに逝った  合掌