曇天の花

曇天の重い空
色さえた花は
目立たない日
ふとこのはなに
眼に入った
曇天花と
勝手に名付け
存在を讃えた

落ち葉模様

風がそっと通る
色鮮やかな衣に着替え
木の葉が舞い落ちる
ちらちらちららら
ちらちらちららら
お庭の焼き物
肩つぼめ
身体をふって
動き出す
ちらちらちららら
ちらちらちららら
木の葉が遊んで
舞い落ちる

小さな宴会

萩風の焼き物が
出来上がった
立派な小皿
天目茶碗
小さなまき寿司２こ
新茶の香りの中で
仲間が楽しんだ
喜びの話が
飛び交った

秋の食欲

あ、
目の前にサツマイモ
どっかり座っていも食って
もぐもぐ
お茶飲んでグイッ
団子喰ってホーッ
いも食ってプーッ
ふっ飛ぶ疲れ
後は寝床でスースースー

懐かしい夏

曇り空に
寒さを覚え
遠のく山に
風を感じる
あの暑い
短い夏に
ノスタルジー

キンキンキラキラ

きんきんきらきら
夕日が沈む
きんきんキラキラ
日が沈む
まっかかっか
空の色
きんきんキラキラ
日が沈む
　
こんな歌が
浮かんできた

秋の風が野原をはしる

牧草が刈り取られた
草原に秋の風が
走っていた
その後から
草木が秋の色へと
変わる自然の豊さ
その中に一体化される
自分いる

作品完成講座打ち上げ

５回の講座が終了日
作品たちが並んだ
かまたき五日間
汗の結晶が形と色彩を
生み出した。
早速、お菓子を食べ
お茶会
作品たちは
作り手の懐へ
転げ込んでいった

秋の夕日に

季節の神が
空をかき回す
色の変化を楽しみ
光のメロディーで遊ぶ
一本の柏の古木が
疲れた姿で
明日へのしたく
秋の夕日の
かすかな光を
葉にかざして

１０月新規一変

なぜか新しい位置に
つきたくなった
何もかも新規に変進
そんな空気になった
それは海岸へ沈む
太陽を見たから