黄金の森 2009-10-21 21:41:07 | Weblog 沿道の柏林は 黄金に染まっていた 森には神がいる その呼吸を肌に感じて 車の窓を開けて 大きく息を吸った 魂が生き変えたように 大きく鼓動した
一本の楓 2009-10-19 18:05:27 | Weblog 大きなカエデの木が 目にとまった 小さな学校のグランドのわき 一段と葉が固まって 真っ赤に燃えて 青空をバックに 秋風に揺れていた 焼き窯の炎に似ていた
鮭そじょう 2009-10-18 18:48:21 | Weblog 羅臼鮭がわが台所へ 友の暖かい心を 連れての遡上してきた 生きているような顔 瞬間冷凍の威力 今でも泳ぎだそうで しばらく眺めていた しばらくは我が家の メニューが豊かになりそうだ
オンコの実 2009-10-17 18:59:18 | Weblog なんと凄い稔り 真っ赤だな・・・ 子どもの頃なら 口いっぱいに 頬張って プイプイと苦い種を 飛ばして食べていた 楽しみで楽しみで 甘いおやつに夢中だったのに 今は小鳥も食べない 甘い甘いオンコの実
晴れた秋の空 2009-10-16 20:37:58 | Weblog なんと高く深く そして澄きった 空だろうか 山の雪が遠くから 輝いて大地に立つ その雄大さに 心奪われ 己の小さな事に 気付かされる
深まる神秘 2009-10-15 21:21:21 | Weblog なんと静観な世界 なんと深まる空気 全てが止まって 風も動かず そして時を刻むこと さえもとまる 己の生命の息づきも 一瞬止まっていた
雪を頂いて 2009-10-13 21:56:33 | Weblog 斜里の大地は見事に 実った農作物が 収穫いされ 農機の音が 大地に響かせていた 雪を頂いた斜里岳は いつもより大きく 大地を抱くように 立っていた
.神の子池も 2009-10-12 22:56:24 | Weblog うっすらと日が影って 神の子の湖面は 世俗の全てを 写し出す鏡になった 枯れゆく山々の姿 ただ自然に映し出され 現実の自然が静かに 時を刻んでいる 「お前はこの時に存在する。」と、 神の声が聞こえた