ボーーッとクリスマス

会館からの帰りがけ
ホールの窓から
ぼーーと浮かんだ
クリスマスツリー
、間もなくサンタが
やってくる
このツリーを目指して
友がクリスマスの
会食の招待にきた
友の顔はサンタクロウス
楽しみな会食
夢がボーーット
ツリーと重なった

雪を呼ぶ

影がもう消えそうになって
雪雲が空を覆った
風・サム風が雪を連れて
冬影を消していった
雪たちは楽しそうに
舞いながら
枯れ葉を隠し
寒々とした
体と魂へと降り積もってきた
悲しさ・虚しさ・是が冬の始まり
じっと居間のこたつの中に
温もりを探してあて
冬らしい冬を迎えた

暮れの焼きがま

くれともなると
焼き窯も忙しい
一杯に詰まった
作品が待っている
年の暮には
色彩豊かな
作品が生まれ
新しい年を迎える

発表すること・・発信

学び舎展の中に
消えてしまった学校
まさに消えてしまいそうな学校と
興味あって拝見した
幾年月を経て現在に至り
無くなってしまう虚しさと
懐かしさが覆いかぶさるように
当時動き回っていた
子ども・村人・先生たちの姿が
まさに走馬灯のように頭の中を
横切った
開拓の名のもとに
元気出しきって乗り切った
人々の姿が消えていく虹のように思えた

一方全国一に輝く
少年の姿をみることができた
リコーダーの響きは
まさに開拓当時の厳しさと
楽しさとの真っただ中にあるように
思えた・・消えないように・・と
望みをかけて拍手をおくった

冬の光・冬の影

初冬の光を探して
堤防を歩く
風が冷たく背中を押した
草の群の光が
風に合わせて揺れて
光が散った

公園の池は光だけを残して
静かに光を散らし

遊具は寂しそうに
風に揺れ
影もまた
枯れ葉の上に
風のリズムを
刻んで
揺れていた

年も暮れる

暫くぶりで
街を歩く
すっかり陽も傾いて
３時３０分近く


あっという間に
地平線へと入ってしまう
今日も終わりか
ふと、今日の出来事を振り替え
陶芸仲間の楽しそうな
お話・美味しいおやつを思い出し
短く感じた時間を楽しむ
よし、温泉へ行こう
７時だな・・ゆっくりと汗を流そう

寒さの夕暮れ

寒さの夕暮れ
午後２時３０分でもう夕日が漂う
鳥たちは震えながら
電線へと並ぶ

あっという間に
陽が沈みそう
なんだか寂しい空気が
顔に・・冷たい
－５度
午後７時温もりを求めて
温泉へとむかう
ばたばたと
忙しかった疲れを
湯に流して
今日も終わる

細道

山中湖へ行く
そこには湖に至る
細道・落ち葉を踏みしめ
富士さんをみようと
そこは雨・雲に覆われ
富士は現れず
また、落ち葉を踏みしめて
細道を戻る
濡れた落ち葉を踏み
又の望みに胸おどらせて