「風もなく穏やか」というので、年内最後の山行きになるかも、と勇んで出発。
行先は武甲山。年に一度は登る山。
北側は無残に掘り崩された石灰岩の山も、南側は穏やかな山容。
ここから大持山～小持山と緩やかなアップダウンの周回コースが好き。
ばっちり防寒対策したのに登山口に着くころには足先がしびれる。
温かい紅茶を飲んで、さてと防寒ズボンを脱いだら「あれ？おかしい」。
なんと靴の底がはがれている。しかも両足。
先週歩いた時は大丈夫だった。朝出がけにも気がつかなかった。まさかこんなことになるなんて。
7，8年も前に買った古い靴。
「初心者だから安くていいや、ダメになったら良いのを買おう」
と思ったがなかなか丈夫で足になじんでくれた。
こういうことって忘れた頃にいきなり来る。
しばらく悩んだけれど、歩き始める。
パカパカ底を引きずりながら。
これで君ともサヨナラだ。永く一緒に歩いてくれてありがとう。いろんな山に登ったよなぁ。
武甲山頂は雪雲を抱いて寒々としていた。聞いていた予報とイメージがちがう。
さ、引き返そう。こういう日もある。
一気に下って２時間半。靴底も何とかまだくっついている。
記念の登山も無事終わった。
往復のバイク走行時間の方が長いや。
さて、今日の晩御飯はカレーと大根サラダにしよう。
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