今回は、7月26日~27日に開催されるセレクションセールにて、当場から上場予定の№147オーシャンフリートの2020を紹介させていただきます。
本馬の牝系解説文はこちらからご参照ください。
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360度画像も以下のURLからご覧いただけます。
http://node.holy.jp/nkhorse/VR/murata02/vr.html
【7月14日現在の測尺】体高159cm 胸囲181cm 管囲21.2cm 馬体重473kg
本馬の父キンシャサノキセキは種牡馬として非常に堅実で、産駒がコンスタントに勝つなど常に種牡馬ランキング上位に位置する種牡馬です。
産駒の勝ち数の割合としてはダートのほうが多めではありますが、芝でも少なからず勝ち馬が出るなど、主に1400以下のレースに適性を示しています。
当場として初めてキンシャサノキセキを種付して生まれたのが、本馬でした。
生まれた当初の出来が良かったので、続けて異なる繁殖牝馬に配合して、今年もまた好馬体の牝馬が誕生しています。
本馬は1月生まれということもありますが、当場の1歳世代のなかでも最も体高のある1歳馬の一頭です。
首が太く、前躯のつくりが大きくて力強いのは父キンシャサノキセキから受け継ぐものでしょう。
ただ、迫力のある馬体とはいえ幅が出過ぎていないので、360度画像を見ていただければお分かりかと思いますが重たい馬体ではありません。
この特徴は母方由来のもので、母オーシャンフリートがこのような特徴の馬体をしています。
本馬も№44アメージングムーンの2020とともに下見していただくことが多く、両馬とも褒めていただけるほど立派な馬体です。
当場にて昼夜放牧をしながらセリ馴致をしていて、馴致当初から何事にも前向きで、ここまでのセリ馴致の過程も非常に順調だと言えます。
放牧地でも自分からどんどん仕掛けるタイプで、運動量も豊富な1歳牡馬です。
この体力と丈夫さを武器に、競走馬としてコンスタントに出走してくれそうなイメージを持っています。
血統的視点からキンシャサノキセキ産駒に着目して、獲得賞金上位50頭の産駒を対象にして調べた結果、次のような血統傾向が見受けられました。
①産駒がHail to Reasonもしくはその息子Haloのクロスを持つ 29頭 / 50頭
②産駒がMr.Prospectorもしくはその息子Kingmamboの血を持つ 27頭 / 50頭
③産駒がHis MajestyクロスもしくはHis Majesty=Graustarkの全きょうだいクロスを持つ 9頭 / 50頭
④産駒がLyphardクロスを持つ 5頭 / 50頭
キンシャサノキセキ産駒のなかでもMr.ProspectorやLyphardといったスピード血脈、あるいはHail to ReasonやHis Majestyのようなパワー血脈の血が入った産駒が活躍傾向にあることがわかります。
そのため産駒の適性も芝・ダートを問わず、一方で短めの距離が得意だということがわかります。
本馬は③と④の特徴には該当しませんが、①は父の直系および母内Cearleonを通じてHail to Reasonクロスを持ちます。
また、②については母の父がMr.Prospectorの直仔アフリートなので該当します。
血統傾向からも、本馬がキンシャサノキセキ産駒らしいパワフルなスピード血統を備えていると考えます。
母オーシャンフリートはJRAで5勝して、その5勝すべてが京都ダ1400という舞台で挙げたものでした。
その競走成績からダートでスピードがありそうな種牡馬を、またオーシャンフリートの全兄オーシャンクルーズがJRAの芝で勝ち鞍があることを考慮して、芝でも適性がありそうなキンシャサノキセキを配合相手に選んだという経緯があります。
オーシャンフリートの配合には、幾つかの相似クロスを織り交ぜています。
その一つが、Mr.Prospector≒Where You Leadです。
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いずれもRaise a Nativeを父に持ち、母父はNearco系という共通点があります。
さらに、5代表には登場しませんが、Blenheim=His Graceの6×4という全きょうだいクロスも存在します。
オーシャンフリートにとってはMr.Prospectorという血脈は重要なパーツだと思われ、キンシャサノキセキ産駒の血統傾向と併せてこの血脈は本馬にとって重要な要素だと考えます。
オーシャンフリートの血統では、Mr.Prospectorの3代母Miss DogwoodがCaerleon内のNothirdchance(Hail to Reasonの母)との間にも相似クロスの関係性があります。
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Bull Dog(Sir Gallahad)×Blue Larkspurの組み合わせが特徴的です。
キンシャサノキセキの活躍産駒はHail to Reasonクロスを持っていることが多いことは既述しましたが、本馬の母オーシャンフリートが持つMiss Dogwood≒Nothirdchanceを活かす意味で、本馬が5×7という遠い世代ではあるもののHail to Reasonクロスを持つことは父母の血統的特徴から長所になると考えます。
本馬も№44アメージングムーンの2020同様に気が強くヤンチャな面もあるなど、この時期の1歳牡馬らしい気性をしています。
血統的にはドゥラメンテ産駒の№44アメージングムーンの2020のほうが目立つ存在ですが、下見に来てくださる方々のなかには本馬も「雰囲気のある馬」と評してくださる方がいるくらいの好馬体です。
セレクトセールが終了して、次はセレクションセールという時期になってきました。
上場予定馬2頭の最終仕上げも微調整というところまで来ています。
セール当日は、多くの方々にご注目いただけるように最後まで気を抜かずに仕上げていきたいと思っています。
本馬に興味のある方は、当場HPからご連絡いただくか、当ブログに連絡先を添えてコメント欄にご記入くださるようお願いいたします。(表示はされません)
当場から折り返し連絡させていただきます。
本馬の牝系解説文はこちらからご参照ください。
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360度画像も以下のURLからご覧いただけます。
http://node.holy.jp/nkhorse/VR/murata02/vr.html
【7月14日現在の測尺】体高159cm 胸囲181cm 管囲21.2cm 馬体重473kg
本馬の父キンシャサノキセキは種牡馬として非常に堅実で、産駒がコンスタントに勝つなど常に種牡馬ランキング上位に位置する種牡馬です。
産駒の勝ち数の割合としてはダートのほうが多めではありますが、芝でも少なからず勝ち馬が出るなど、主に1400以下のレースに適性を示しています。
当場として初めてキンシャサノキセキを種付して生まれたのが、本馬でした。
生まれた当初の出来が良かったので、続けて異なる繁殖牝馬に配合して、今年もまた好馬体の牝馬が誕生しています。
本馬は1月生まれということもありますが、当場の1歳世代のなかでも最も体高のある1歳馬の一頭です。
首が太く、前躯のつくりが大きくて力強いのは父キンシャサノキセキから受け継ぐものでしょう。
ただ、迫力のある馬体とはいえ幅が出過ぎていないので、360度画像を見ていただければお分かりかと思いますが重たい馬体ではありません。
この特徴は母方由来のもので、母オーシャンフリートがこのような特徴の馬体をしています。
本馬も№44アメージングムーンの2020とともに下見していただくことが多く、両馬とも褒めていただけるほど立派な馬体です。
当場にて昼夜放牧をしながらセリ馴致をしていて、馴致当初から何事にも前向きで、ここまでのセリ馴致の過程も非常に順調だと言えます。
放牧地でも自分からどんどん仕掛けるタイプで、運動量も豊富な1歳牡馬です。
この体力と丈夫さを武器に、競走馬としてコンスタントに出走してくれそうなイメージを持っています。
血統的視点からキンシャサノキセキ産駒に着目して、獲得賞金上位50頭の産駒を対象にして調べた結果、次のような血統傾向が見受けられました。
①産駒がHail to Reasonもしくはその息子Haloのクロスを持つ 29頭 / 50頭
②産駒がMr.Prospectorもしくはその息子Kingmamboの血を持つ 27頭 / 50頭
③産駒がHis MajestyクロスもしくはHis Majesty=Graustarkの全きょうだいクロスを持つ 9頭 / 50頭
④産駒がLyphardクロスを持つ 5頭 / 50頭
キンシャサノキセキ産駒のなかでもMr.ProspectorやLyphardといったスピード血脈、あるいはHail to ReasonやHis Majestyのようなパワー血脈の血が入った産駒が活躍傾向にあることがわかります。
そのため産駒の適性も芝・ダートを問わず、一方で短めの距離が得意だということがわかります。
本馬は③と④の特徴には該当しませんが、①は父の直系および母内Cearleonを通じてHail to Reasonクロスを持ちます。
また、②については母の父がMr.Prospectorの直仔アフリートなので該当します。
血統傾向からも、本馬がキンシャサノキセキ産駒らしいパワフルなスピード血統を備えていると考えます。
母オーシャンフリートはJRAで5勝して、その5勝すべてが京都ダ1400という舞台で挙げたものでした。
その競走成績からダートでスピードがありそうな種牡馬を、またオーシャンフリートの全兄オーシャンクルーズがJRAの芝で勝ち鞍があることを考慮して、芝でも適性がありそうなキンシャサノキセキを配合相手に選んだという経緯があります。
オーシャンフリートの配合には、幾つかの相似クロスを織り交ぜています。
その一つが、Mr.Prospector≒Where You Leadです。
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いずれもRaise a Nativeを父に持ち、母父はNearco系という共通点があります。
さらに、5代表には登場しませんが、Blenheim=His Graceの6×4という全きょうだいクロスも存在します。
オーシャンフリートにとってはMr.Prospectorという血脈は重要なパーツだと思われ、キンシャサノキセキ産駒の血統傾向と併せてこの血脈は本馬にとって重要な要素だと考えます。
オーシャンフリートの血統では、Mr.Prospectorの3代母Miss DogwoodがCaerleon内のNothirdchance(Hail to Reasonの母)との間にも相似クロスの関係性があります。
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Bull Dog(Sir Gallahad)×Blue Larkspurの組み合わせが特徴的です。
キンシャサノキセキの活躍産駒はHail to Reasonクロスを持っていることが多いことは既述しましたが、本馬の母オーシャンフリートが持つMiss Dogwood≒Nothirdchanceを活かす意味で、本馬が5×7という遠い世代ではあるもののHail to Reasonクロスを持つことは父母の血統的特徴から長所になると考えます。
本馬も№44アメージングムーンの2020同様に気が強くヤンチャな面もあるなど、この時期の1歳牡馬らしい気性をしています。
血統的にはドゥラメンテ産駒の№44アメージングムーンの2020のほうが目立つ存在ですが、下見に来てくださる方々のなかには本馬も「雰囲気のある馬」と評してくださる方がいるくらいの好馬体です。
セレクトセールが終了して、次はセレクションセールという時期になってきました。
上場予定馬2頭の最終仕上げも微調整というところまで来ています。
セール当日は、多くの方々にご注目いただけるように最後まで気を抜かずに仕上げていきたいと思っています。
本馬に興味のある方は、当場HPからご連絡いただくか、当ブログに連絡先を添えてコメント欄にご記入くださるようお願いいたします。(表示はされません)
当場から折り返し連絡させていただきます。