「逆境を明らかに観たり、大事なものを諦めなかったり」
本来持っているものは、種から芽が出て葉が茂るように、適切な環境で姿を現す。
たとえ今状況が揃わず、種にしか見えなくても、いのちの情報は内に秘められている…
それは生きものだけでなく物にもあって、お話の中で打ち捨てられていたように見えるピアノは、再び演奏される場に戻らなかったとしても、その本質を「わたし」に見届けてもらうことで、そこに歴然とした交流が生まれ、存在は報われたのでないかと思います。
作品の舞台である横浜の山手は、わたしの地元で、とても美しい街です。
お話の季節と同じ去年の秋頃、わたしはこの短編の中にひっそりと息づいている呼吸のようなものと出会い、以来主人公の「わたし」と「ピアノ」と、共に過ごしてきました。
震災後の荒れ野で、ピアノが秘め続けていた音のように、日々の移り変わりの中で保たれていたあの時のわたしのインスピレーションは、冬と春を越え、こうして現れてきたんだなぁ。と思います。
今回の動画の中に、わたしが散歩中にスマホで撮っていた、紅葉と、山手のエリスマン邸の写真も使ってみました。
観てもらって動き出すという点で、わたしにとっては視聴して下さる方が、このお話の主人公の「わたし」です😌
そしてまた、この朗読が、わたしたちの心の奥にあって息をひそめている「好き」に光を当てるきっかけにもなったら、うれしく思います。
ご視聴、ありがとうございます♪
📖
青空文庫より
底本:「芥川龍之介全集 第十二巻」岩波書店
1996(平成8)年10月8日発行
🎹
ナレーション、パソコン、作画、マイクの扱い等…
独学で試行錯誤を重ねながら制作しております。
お聴きずらい点もあると思いますが、
より楽しんでいただけるよう、
少しずつ改善していきますので、
ゆる温かく見守っていただけましたら幸いです😌
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🌜朗読と動く絵本🌛 ピアノ 🎹 波長が呼び起こす秘めたもの・逆境でも在り続ける本質・未知の可能性 ・誰も知らない ✴︎ 芥川龍之介