徒然王子 75回 

2008年04月06日 | 読書
16章 子安氏の遺言 (朝日新聞連載 島田雅彦著)

・・・・夢の中では誰もが現実の自分を忘れ、
幼児の自分、生まれる前の自分、前世の自分と出会っている。
そして目覚めと共に、
慌てて現実世界のちっぽけな自分に戻ってくる。
名前や属性や関係、言葉に守られた砦としての自分に。

人は生まれ変わる時に前世の自分を忘れてしまう。
目覚めたら、夢で見たことを忘れてしまうように。
人はいつも自分自身の中に迷い込んでいる。・・・・


という部分が興味深くて、
新聞を切り抜いてノートに貼りました。

「夢」の記憶ってほんとに残らないですね。
悪夢にうなされるという事は、このごろ少ないですが、
すごくいい夢を見たはずなのに思い出せない。
とても悔しい事が時々あります。

生まれ変わる・・という考え方は、
昔から結構あるようですが、
必ずしも人間に生まれ変わらないとしたら
かなり怖くて不気味ですね。

まあどんな話にしても、その人の勝手な想像の産物なので
自分は自分の好きなように想像すればいいとは思います。


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