◆掲載四句
永遠のその先までか蟻の道
【元句】永遠のその先までも蟻の道
※季語は蟻(夏)
夏雲も夏雲らしくしやんとせい
【元句】夏雲は夏雲らしくしやんとせい
※季語は夏雲(夏)
中天に三日月白し草雲雀
【元句】中天に白き三日月草ひばり
※季語は草雲雀(初秋)
体長10ミリ弱の小さなコオロギ科の虫。淡い灰褐色で触覚が長い。
八月中頃からフィリリリリと細い美しい声で鳴き出す。
別名で「朝鈴」「金雲雀」
【この句の宗匠抄評】
この作者の句に見られる空間構成のあり方は独特で、
特に縦軸の方向に大きな落差のある二物を配することが多い。
この句もそうで、それだけ立体的で彫が深い。
仏居ぬ虚しき家の盆である
【元句】仏居ぬ虚しき家の盆であり
※季語は盆(初秋)
◆以下、不採用三句
スパイクの跡ざくざくと蝉時雨
※季語は蝉時雨(晩夏)
この町を版図に治む百合の花
※季語は百合の花(仲夏)
長崎忌漸く口を開く人
※季語は長崎忌(初秋)
永遠のその先までか蟻の道
【元句】永遠のその先までも蟻の道
※季語は蟻(夏)
夏雲も夏雲らしくしやんとせい
【元句】夏雲は夏雲らしくしやんとせい
※季語は夏雲(夏)
中天に三日月白し草雲雀
【元句】中天に白き三日月草ひばり
※季語は草雲雀(初秋)
体長10ミリ弱の小さなコオロギ科の虫。淡い灰褐色で触覚が長い。
八月中頃からフィリリリリと細い美しい声で鳴き出す。
別名で「朝鈴」「金雲雀」
【この句の宗匠抄評】
この作者の句に見られる空間構成のあり方は独特で、
特に縦軸の方向に大きな落差のある二物を配することが多い。
この句もそうで、それだけ立体的で彫が深い。
仏居ぬ虚しき家の盆である
【元句】仏居ぬ虚しき家の盆であり
※季語は盆(初秋)
◆以下、不採用三句
スパイクの跡ざくざくと蝉時雨
※季語は蝉時雨(晩夏)
この町を版図に治む百合の花
※季語は百合の花(仲夏)
長崎忌漸く口を開く人
※季語は長崎忌(初秋)
すいません、「スパイクの…」情景がよく見えませんが。ゴルフ場?想像力が乏しくて!
スパイクの跡ざくざくと蝉時雨
自分で分かっていても読み手に通じない句は、先生にも選んでもらえない句、という事が分かりました。俳句は省略の文芸などと言うのですが、私の句では十年ほど早い言葉なのでしょう。
この句の場所は散歩ルートの野球場ですが、自分では日常的に当たり前の場所なので、それ以上分かってもらう努力を怠っている句かもしれませんね。次に生かします。有難うございました。