2020年8月21日~9月20日作品結果(獅子吼2020年12月号)

2020年12月27日 | 俳句
☆つとめての風は仄かに稲の花

 ※季語は稲の花【初秋】
 稲の花はなかなか見られませんが、俳句ではよく出てきます。


●秋灯手を掛けくれし重湯飲む  (元句)
☆手を掛けてくれたる重湯秋灯  (添削句)

 ※季語は秋灯(あきともし)【三秋】
 添削で句のリズムが滑らかになったと感じます。
 大腸の検査の前日の夕食は重湯二杯でしたが、
 家内がずいぶんと時間をかけて作ってくれました。
 検査の結果は、上部消化管・下部消化管ともにOKでした。


☆鈴を振り舞を舞ふかに虫の秋

 ※季語は虫の秋【三秋】


●三日目の返信メール秋の空   (元句)
☆三日目に返すメールや秋の空  (添削句)

 ※季語は秋の空【三秋】
 こちらの添削も成程と思わざるを得ません。 


◆以下は選に洩れた三句

●新涼やささくれ多き足の裏
 ※季語は新涼【初秋】

●野の花よ近しき人の訃報あり
 ※季語は野の花【三秋】

●はらわたの奥の神秘よ蛇穴に
 ※季語は蛇穴に【仲秋】
 こちらは大腸検査の事を詠んだのですが、
 やはり少々グロテスクな感じがしますかね。 

2 コメント

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近しい (きりぎりす)
2020-12-28 13:53:30
人の訃報はつらいものです。ご冥福を祈ります。
味気ない重湯も美味し妻の愛
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亡くなったのは (健人)
2020-12-28 14:43:41
兄嫁のお母さんでした。若い頃からよくして頂きました。その一か月後に今度は兄が亡くなったのです。続く不幸でした。

丁寧に作られた重湯はなかなかのものでしたよ(^^♪
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