★投句は毎回七句です。
自分の詠んだ約60句から自分がベストと思う句を七句選びます。
その段階で選び損ねる事もあります。佳句が残る場合があります。
選ばれなかった句の敗者復活戦が年に一度の「東花賞」という結社内コンクール、
と自分の中では考えます。選ばれなかった句を時間が経過した目で推敲します。
7月号に第十八回東花賞の案内が掲載されました。応募期間は10/1~15の二週間です。
今から三箇月あります。そこを目指して、これまで詠んで来た未発表句を磨きます。
【投句七句】
清し女の走り来りて散る桜
「清し女」は古語で清く美しい乙女、すがすがしい女の意。
颯爽と走り来る女性ランナーの姿を、散る桜の中で写生しました。
花びらのドットの道を歩きけり
植物園の石畳が散った桜のドット柄に染まりました。
この時期ならではの風情溢れる風景です。
胡沙来る三千界の旅の果
胡沙と言えば美しいですが、嫌われ者の黄砂です。
遠く中国大陸の果てから巻き上がり、偏西風に乗り遥々日本まで。
物干し竿にうっすらとした黄土色の埃として付着する嫌われ者。
樹下に白樹上に赤の椿かな
白い椿が散ると同時に赤い椿が満開を迎えます。
地に落ちても白い椿もまだ鑑賞に堪える美しさ。
地上の白と樹上の赤のコントラストに感動しました。
亀鳴くは五体並びしどの甲羅
大久手公園にはほどほどの亀が生息します。
天気の良い日は、座りの良い岩の上に五体ほどの亀が甲羅干し。
今鳴いた亀は右から何番目かな・・・?
ちなみに亀は鳴きませんが、俳人は「亀鳴く」が大好き。春の季語です。
移ろふも清々しきか花は葉に
「花は葉に」では季語にならなかったかぁと、今この時点で反省!
だいたい経過を詠むのは俳句では御法度。
取っていただけなかったはずの句です。要宿題。
春の夜の漫画ほのぼの楽しめり
「大家さんと僕」、なんとも新鮮な心安らぐ漫画です。
大家さんの声優が、またいい!今本屋でも大ベストセラー。
でもこうなると興味が薄れてしまうのは・・・。
【掲載四句】
花屑のドットなす道歩きけり
胡沙来たる三千界の旅の果
五体並ぶ亀の鳴けるはどの甲羅
春の夜を漫画ほのぼの楽しめり
※今回は掲載の4句のどれも添削が入りました。
どこがどう違うのか、どう俳句らしくなったのか。
よく考えてみようと思います。
自分の詠んだ約60句から自分がベストと思う句を七句選びます。
その段階で選び損ねる事もあります。佳句が残る場合があります。
選ばれなかった句の敗者復活戦が年に一度の「東花賞」という結社内コンクール、
と自分の中では考えます。選ばれなかった句を時間が経過した目で推敲します。
7月号に第十八回東花賞の案内が掲載されました。応募期間は10/1~15の二週間です。
今から三箇月あります。そこを目指して、これまで詠んで来た未発表句を磨きます。
【投句七句】
清し女の走り来りて散る桜
「清し女」は古語で清く美しい乙女、すがすがしい女の意。
颯爽と走り来る女性ランナーの姿を、散る桜の中で写生しました。
花びらのドットの道を歩きけり
植物園の石畳が散った桜のドット柄に染まりました。
この時期ならではの風情溢れる風景です。
胡沙来る三千界の旅の果
胡沙と言えば美しいですが、嫌われ者の黄砂です。
遠く中国大陸の果てから巻き上がり、偏西風に乗り遥々日本まで。
物干し竿にうっすらとした黄土色の埃として付着する嫌われ者。
樹下に白樹上に赤の椿かな
白い椿が散ると同時に赤い椿が満開を迎えます。
地に落ちても白い椿もまだ鑑賞に堪える美しさ。
地上の白と樹上の赤のコントラストに感動しました。
亀鳴くは五体並びしどの甲羅
大久手公園にはほどほどの亀が生息します。
天気の良い日は、座りの良い岩の上に五体ほどの亀が甲羅干し。
今鳴いた亀は右から何番目かな・・・?
ちなみに亀は鳴きませんが、俳人は「亀鳴く」が大好き。春の季語です。
移ろふも清々しきか花は葉に
「花は葉に」では季語にならなかったかぁと、今この時点で反省!
だいたい経過を詠むのは俳句では御法度。
取っていただけなかったはずの句です。要宿題。
春の夜の漫画ほのぼの楽しめり
「大家さんと僕」、なんとも新鮮な心安らぐ漫画です。
大家さんの声優が、またいい!今本屋でも大ベストセラー。
でもこうなると興味が薄れてしまうのは・・・。
【掲載四句】
花屑のドットなす道歩きけり
胡沙来たる三千界の旅の果
五体並ぶ亀の鳴けるはどの甲羅
春の夜を漫画ほのぼの楽しめり
※今回は掲載の4句のどれも添削が入りました。
どこがどう違うのか、どう俳句らしくなったのか。
よく考えてみようと思います。
椿の句を読んで映画「散り椿」を思い出しました。
山本周五郎も黒澤明も。映画好きは現実逃避者という人もいますが映画、ブログ、ラインなど通して色々思いをはせ現実の悩みをひと時わすれるのを癒しというのではないでしょうか。ブログで色々考える時間を頂き有難うございます。
これも一つの癒しではないでしょうか。
書き始める時に書く内容が決っているわけでなく、
書き始めて何かが頭に浮かび、それが表現になります。
行き当たりばったりのようですが、それが楽しみです。