12/20
まるごとの白菜一葉一葉取り
まるごとの白菜順に食べ尽くす
クリスマスリースのあたり鳥集ふ
冬晴れや橘もどきの実はたわわ
植物園で見かけたピラカンサは別名たちばなもどきと書いてありました。
赤い実がしっかり付いて冬晴れの中に眩しく見えました。
枝かたち確かにこの樹梅擬
なんとかもどきという名前が植物には多いようですね。
二番煎じ、日陰者といったイメージで気の毒・・・。
梅擬はいちおう秋の季語になっている。
八十路には友も減りたり冬薔薇(ふゆそうび)
12/22
電線は冬も雀の憩いの場
山火事のごとく湧き出づ冬の霧
冬の霧山火事のごと湧き出でぬ
山霧の立ち昇りたる冬の朝
短日や残業したる訳でなし
残業をした訳でなし暮早し
短日や急ぎ会社を出むとする
ピーマンてふ凄味の抜けた辛子かな
12/23
祝日の翌日なるやクリスマス
毎年そういうことになっていますね。
年休をとって連休にする人も多い時代なのでは。
12/24
数え日や良いお年をと言い始む
大ぶりの冬ピーマンの艶の良さ
大ぶり肉厚冬ピーマンや艶も良し
鈴三つ付けし寄せ植えクリスマス
12/25
赤い実の目立つ冬にとなりにけり
万両や葉陰の中に潜み居る
ケーキより和菓子が良くてクリスマス
12/26
数え日やびっくりぽんの一つなし
12/27
料理てふ楽しみ知るや年の暮
霜晴や番の鵜をり池の杭
今年は遅かったです。やっと来ました。
12/29
行く年や近所の訃報知らぬまま
12/31
紅白を見終えて温し除夜の床
なんとなく年越して眠らんとする
1/1
去年今年柱時計の在りしとき
太陽を廻りて戻り去年今年
マンホールの蓋に絵柄や初日の出
元旦やなす事なくて目を瞑る
1/3
束ひとつポストの中の年賀状
去年今年ひと日ひと日を重ねつつ
乗初や娘を送り迎えたる
不死鳥の館山からの新暦
1/4
今朝一歩また踏み出せる四日かな
まるごとの白菜一葉一葉取り
まるごとの白菜順に食べ尽くす
クリスマスリースのあたり鳥集ふ
冬晴れや橘もどきの実はたわわ
植物園で見かけたピラカンサは別名たちばなもどきと書いてありました。
赤い実がしっかり付いて冬晴れの中に眩しく見えました。
枝かたち確かにこの樹梅擬
なんとかもどきという名前が植物には多いようですね。
二番煎じ、日陰者といったイメージで気の毒・・・。
梅擬はいちおう秋の季語になっている。
八十路には友も減りたり冬薔薇(ふゆそうび)
12/22
電線は冬も雀の憩いの場
山火事のごとく湧き出づ冬の霧
冬の霧山火事のごと湧き出でぬ
山霧の立ち昇りたる冬の朝
短日や残業したる訳でなし
残業をした訳でなし暮早し
短日や急ぎ会社を出むとする
ピーマンてふ凄味の抜けた辛子かな
12/23
祝日の翌日なるやクリスマス
毎年そういうことになっていますね。
年休をとって連休にする人も多い時代なのでは。
12/24
数え日や良いお年をと言い始む
大ぶりの冬ピーマンの艶の良さ
大ぶり肉厚冬ピーマンや艶も良し
鈴三つ付けし寄せ植えクリスマス
12/25
赤い実の目立つ冬にとなりにけり
万両や葉陰の中に潜み居る
ケーキより和菓子が良くてクリスマス
12/26
数え日やびっくりぽんの一つなし
12/27
料理てふ楽しみ知るや年の暮
霜晴や番の鵜をり池の杭
今年は遅かったです。やっと来ました。
12/29
行く年や近所の訃報知らぬまま
12/31
紅白を見終えて温し除夜の床
なんとなく年越して眠らんとする
1/1
去年今年柱時計の在りしとき
太陽を廻りて戻り去年今年
マンホールの蓋に絵柄や初日の出
元旦やなす事なくて目を瞑る
1/3
束ひとつポストの中の年賀状
去年今年ひと日ひと日を重ねつつ
乗初や娘を送り迎えたる
不死鳥の館山からの新暦
1/4
今朝一歩また踏み出せる四日かな
友からの変わらぬ年賀ほっとして
息子との屠蘇の一献いと美味し
屠蘇に酔い記念写真の赤い顔
お屠蘇に始まって、朝昼晩と一杯一杯また一杯・・・。
お正月ならでは、ゆったりと楽しまれたご様子が
上の三句から伺われます。
なんかとてもいい俳句ですね。
いよいよ開眼という風情あり!
ウーミンは暖かい正月が苦手らしく、その後姿を見せません。
まぁそのうちまた現れると思います。
本年もよろしくお願い申し上げます。