時雨れてや 心細げの バスの窓

10/30（火曜日）
気まぐれに秋の雲描く女神かな


11/5（月曜日）
一分の停車にはっと花八手
　　※金山の朝、一分停車です。
　　　うとうととしていて、名古屋かと思い、ハッと目が覚めました。

ひっそりと隅に咲きける花八手



11/6（火曜日）
立冬を前に意外な暖かさ


晩秋の雨に降られし散歩かな


時雨れたり散歩途中の引き返し


～今回の花は、全部、庭に咲いたサフランです。赤いめしべが料理に使えます。～

11/7（水曜日）
冬立つや窓に結露の煌めきて
　　※結露のできる季節になりました。朝日に照らされて、心地よい煌めき。

幻想の曲に描きし枯野かな
　　※NHK俳句の季題「枯野」。出してみましたが・・・。

11/9（金曜日）
子供らのちひさきうちのクリスマス
　　※クリスマスもNHK俳句の季題。「ちいさき」と書いてしまい、
　　　後で古語辞典を調べたら、旧かなでは「ちひさき」が正当。

クリスマスツリーが街に見ゆる頃
　　※こちらは没にして、投稿してません。

定年を過ぎて三年（みとせ）の冬の入り



11/13
塵（ごみ）ネット漁するごとく冬に投げ
　　※朝六時、燃えるごみの一番出し！　
　　　後に人のために、ネットを広げてパーッと投げると漁師になったような気分で爽快！


冬浅し背広戦士はコートなし
　　※自分のことではなく、通勤時、駅の雑踏を見ての感想です。
　　　今は現役でもないし、かって戦士であったこともありません。

時雨れてや心細げのバスの窓