東花賞提出二十句

2017年10月13日 | 俳句
・・・・・東花賞提出二十句(初夏~仲秋)・・・・・

■作品名 / 登山宿


★緑陰の途切れ眩しき広小路

★額の花見舞ベッドはピクニック

★日の暮や蚊取線香ぽきと折る

★江戸や伊勢ひらりひらりと花菖蒲

★待合せしたかのやうに梅雨の駅

★雷鳴を耳に眠りのとば口へ

★外来の天牛桜樹喰ふとや   ※天牛(かみきり) 夏

★樹皮剥ぎし熊の爪痕山滴る

★登山宿五時より並ぶ朝餉かな

★洗面の陶器に喘ぐ蜈蚣かな

★冷房の利き過ぎ誰も訴へず

★ががんぼや悲恋てふもの在りし時

★脅威なきものとは云へど蝉時雨

★頭花垂る夏の戦に疲れ果て

★草取の翌々日の腰危ふし

★想像力捨ててしまへり原爆忌

★朝な朝な新たな芙蓉開きをる

★星飛ぶやバスの轍のにはたづみ   

★一句詠み一句詠みして天高し

★しばらくは虫の世界を歩みをり

3 コメント

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有難うございました。 (健人)
2017-10-30 21:24:09
ちゃんと送信できましたね。
テストOK!

じっくり鑑賞して頂いて、
三句選んでもらえると嬉しいですね。

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送れるかな (きりぎりす)
2017-10-30 10:08:53
じっくりと鑑賞させて頂いております
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コメント欄のテスト (健人)
2017-10-27 22:26:50
コメント欄の書式が最近変わったようです。
isoさんが書いても送れないそうなので、自分でテストをしてみます。

そういえば今回のブログにはコメントが入っていません。
何か原因があるのかな・・・?
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