~清明~
清明の時節 雨紛紛
路上の行人 魂を断たんと欲す
借問す 酒家は何れの処にか有る
牧童遥かに指さす 杏花の村

【訳】
春の盛りの清明節、折からこぬか雨がしきりに降っている。
その雨は、道行く私の心をすっかり滅入らせてしまう。
「すまんが、酒屋はどちらのほうにあるのかな」と問うと、
牛飼いの子があっちのほうと指さした。
その彼方には、白い杏の花咲く村が。
【原文】
~清明~
清明時節雨紛紛
路上行人欲断魂
借問酒家何処有
牧童遥指杏花村
~おはなし~
主人公は旅人というわけではなく、
清明節(新暦の4月5日ごろ)で郊外に出かけ、
春の花を愛で、お墓参りなどをして、
しとしと降る雨に濡れそぼってしまったらしい。
さっさと帰ればいいものを、気分はすっかり沈んでしまった。
酒に目がない主人公は、
ちょうど通りかかった牛飼いの子供に、
このあたりに酒屋はないかな~と聞く。
少年があっち!と指差した先には、
白い杏の花咲く村があったとさ・・・というようなお話でした。
中国には杏花村(きょうかそん)という名前の村が沢山あるそうな。
詩の中の村がどこかは分からないけれど、
それは、酒好きの杜牧が想像した桃源郷だったのかも・・・。
※まあ、ほぼテキストに書いてあるとおりですが、
なんて事ないお話。 でも、
ゆっくり味わっていると、気持ちがゆったりしてしてくるようです。
清明の時節 雨紛紛
路上の行人 魂を断たんと欲す
借問す 酒家は何れの処にか有る
牧童遥かに指さす 杏花の村

【訳】
春の盛りの清明節、折からこぬか雨がしきりに降っている。
その雨は、道行く私の心をすっかり滅入らせてしまう。
「すまんが、酒屋はどちらのほうにあるのかな」と問うと、
牛飼いの子があっちのほうと指さした。
その彼方には、白い杏の花咲く村が。
【原文】
~清明~
清明時節雨紛紛
路上行人欲断魂
借問酒家何処有
牧童遥指杏花村
~おはなし~
主人公は旅人というわけではなく、
清明節(新暦の4月5日ごろ)で郊外に出かけ、
春の花を愛で、お墓参りなどをして、
しとしと降る雨に濡れそぼってしまったらしい。
さっさと帰ればいいものを、気分はすっかり沈んでしまった。
酒に目がない主人公は、
ちょうど通りかかった牛飼いの子供に、
このあたりに酒屋はないかな~と聞く。
少年があっち!と指差した先には、
白い杏の花咲く村があったとさ・・・というようなお話でした。
中国には杏花村(きょうかそん)という名前の村が沢山あるそうな。
詩の中の村がどこかは分からないけれど、
それは、酒好きの杜牧が想像した桃源郷だったのかも・・・。
※まあ、ほぼテキストに書いてあるとおりですが、
なんて事ないお話。 でも、
ゆっくり味わっていると、気持ちがゆったりしてしてくるようです。

石楠花を優しく潤す春の雨
新緑の木の葉隠れの水温む
雨にぬれた木々の色、
このまま自分も溶け込んでしまいそう、
・・・なんてね。
最近ウーミンの姿がないのがさみしいです。