バレンティン選手が日本新となる56号2ラン! 57号ソロも!!

前夜の大雨予報から一変、神宮は台風接近でもほぼ満員となりました。タイガース先発・榎田投手とは今季初対決。3番に飯原選手、7番センターで川崎選手がスタメンで起用されるオーダーを組みます。

先制したい味方打線は1回裏、山田選手がショート内野安打で出塁すると川端選手が送りバント成功し、一死二塁から飯原選手のレフト線タイムリー二塁打で先制点を奪います。なおも一死二塁で打席にはバレンティン選手。カウント2-1からの4球目、真ん中やや外角寄りに入ってきた137キロのストレートをフルスイングすると左中間スタンドへ!! 打った瞬間両手を上げてホームランを確信、日本新記録となる56本2ランはプロ初対決の榎田投手からとなりました。

援護をもらった小川投手は、初回一死三塁のピンチを脱した後、2、3回と丁寧にインサイドを突いて二塁を踏ませず。

すると、3点リードの3回、バレンティン選手はアジア新記録の2打席連続となる57号ソロをレフトポール際へ! なおも二死から相川選手がレフト前安打、川崎選手がプロ初タイムリーの左中間二塁打で5対0としました。

小川投手は5回を58球と理想的なピッチングでスコアボードにゼロを並べていきます。6回に初めて四球を出すも、柴田選手、福留選手、新井貴選手と上位打線から3三振を奪います。

スワローズ打線は6回裏、二死から山田選手が渡辺投手から四球で出ると暴投で二塁へ。続く川端選手のセンター前タイムリーで6点目!!

攻撃の手をゆるめることなく7回、四球の川崎選手を一塁に置いて、小川投手が自らを援護するレフト線タイムリー二塁打! そして8回に飯原選手がセンター左へ2号2ランを運んでとどめをさしました。

7回と8回、先頭打者に安打されながらも後続を打ち取った小川投手。9回も4番・鳥谷選手から始まる相手打線に内野ゴロ3本を打たせてゲームセット! 106球を投げて6安打5奪三振、自身三度目の完封でバレンティン選手のメモリアルゲームを飾っています!!