☆国鉄スワローズ15年史  堤 哲 著

2011年11月25日 | 読書
懐かしい選手の名前が一杯出てきて、土日休みで一気読みしてしまった。
15年間の全試合の戦績(点数、勝利敗戦投手名など)も巻末データに掲載されている。
一生懸命応援していた?子供の頃が懐かしく思い出される。
やっぱり金田投手に憧れていたのだろう。

昭和25年という年が戦後プロ野球の新しい始まりで、セパの2リーグに別れ、
新球団も続々とでき、スワローズもそのひとつとして誕生した。
球団創設に奔走した人々の苦労は大変だったようだ。

15年間で3位以上のAクラスに入ったのはたった1回!
最下位こそ少なかったものの、だいたい4位が定位置で、
子供心にも何となくそれで仕方がないと思っていたと記憶する。
人生を半分諦めていたような・・・というと、大げさかな。

昭和39年東海道新幹線が開通し、東京オリンピックが開催された年、
旧国鉄は赤字転落で世間の風当たりも強くなり、
球団を手放さざるを得なくなった。
全国の国鉄職員(及びその子弟、自分も含めて)には辛い出来事だった事だろう。

その後、サンケイ、ヤクルトの経営になり、少し複雑な流れはあったが、
広岡、若松、野村各監督のもとで、優勝を何回か経験し、
日本シリーズの覇者に4回もなっているというのは、
結構すばらしい!!!

何年か前にJR東日本が買い戻す動きがあったらしいが、
何かの事情で、その機会は立ち消えてしまったとの事。

今年は残念な2位に終わったが、よく頑張ってくれた。
主力選手の青木外野手がメジャー行きます宣言をしたのが、
来年の不安材料だが、球団は好意的に送り出す様子。
また新しい選手の登場を期待したい。
クライマックスシリーズで1番バッターで初登場した今年の新人山田君、
活躍を期待しているよ!!!

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