秋の読書メモ

2011年11月09日 | 読書
◎円朝の女 松井今朝子著
 ・江戸時代末から明治にかけての落語の神様(噺家)のお話で、なかなか楽しめました。
 ・昔の噺家だけあって、波乱万丈です。文体が落語を聴いているようで、心地よい。

◎円朝芝居噺 夫婦幽霊  辻原登著
 ・こちらの方を先に読んだら、面白かったので、松井さんの本に進みました。
 ・「速記」の話が出てくるのが興味深かったです。
 ・昔はテープがなかったので、速記術が重要だったんだね。


<バス停で撮った秋の空 11月7日>

◎李白と杜甫 高島俊男著
 ・この2年半、漢詩にはまっているので、読んでみました。
 ・李白と杜甫では李白が少し先輩。二人の波乱万丈の人生がよく分かります。
 ・作品の背景が分かるので、漢詩がさらに楽しくなります。
 ・学者って、すごいなあ!

◎お言葉ですが 高島俊男著
 ・職場のコピーライターさんに勧められ、最初はお借りして読みました。
 ・あんまり面白いので、図書館で検索したら何巻もありました。番外編も。
 ・以前に週刊文春に連載したコラムの単行本化。文庫本もいっぱいあります。
 ・日本語の言葉のあれこれが、とても興味深くて、勉強になる本です。
 ・作者はかなり「へそ曲がり」と分かります。笑ってしまうところも多い。

◎君のためなら千回でも(上・下)  カレイド・ホッセイニ著
 ・舞台はアフガニスタン。著者もアフガニスタンの人で、アメリカに亡命。今は国連の難民支援の活動家。
 ・ソビエト軍がアフガニスタンを侵攻して、タリバンが政権を握るまでのアフガニスタンが舞台。
 ・時事問題の勉強にもなりましたが、意外なひねりもあって、なかなか泣けるお話です。
 ・買ってからしばらく放置していましたが、読んでみてよかった。映画もあったそうです。

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