私の東花賞応募作品の作り方
先ず、毎月七句を投稿した後に残る「次点の句」を整理しておきます。
前年提出して以降の一年分を蓄えておき、締切りのひと月前ぐらいから一覧表にして推敲します。
その上で、季節のバランス、句の形、素材のバラエティなど様々に気を配りながら、
各季語の初・仲・晩を歳時記で再確認しながら並べてゆきます。
不都合なところがあれば更に別の句と入れ替えもしながら、20句1作品を練り上げます。
という作り方が理想ですが、今回初めてこの方針にほぼ沿った作り方が出来ました。
仕事からリタイアして、時間があればこその手間のかかる作業でした。
来年こそ、ぜひ頂点を目指す意気込みで取り組みたいと思っています。
目標があれば頑張れる。そのための日々の俳句修行です。(ちょっと真剣過ぎるかな・・・)
「ゆらりゆらり」 亀山健人
前山の色改まり木の芽晴 三春
束の間の白は緑に小米花 仲春
川蜷の静かに育つ小川かな 三春
庭薺ぺんぺんと引く雨あがり 三春
忙しくてのち寛と遅日かな 三春
水近く猩々袴群れをなす 晩春
春眠や目覚めは腓返りより 三春
雑草のどれも愛しき暮の春 晩春
今朝の夏白き衝羽根空木より 初夏
初夏の快今が最高かもしれぬ 初夏
梅雨に入る洗礼として一頻り 仲夏
コロナ禍や植田いよいよ美しく 仲夏
抜きん出てゆらりゆらりと小判草 仲夏
どの家も自生の百合を愛ほしむ 仲夏
梅雨明や獄舎をいづる心地して 晩夏
長崎忌漸く口を開く人 晩夏
文明の造りし暑さかく暑し 三夏
見過せる吾を見詰むるや盆供養 初秋
秋澄むや職離れただ過ごしをり 三秋
碑の謂れを包み秋の草 三秋
先ず、毎月七句を投稿した後に残る「次点の句」を整理しておきます。
前年提出して以降の一年分を蓄えておき、締切りのひと月前ぐらいから一覧表にして推敲します。
その上で、季節のバランス、句の形、素材のバラエティなど様々に気を配りながら、
各季語の初・仲・晩を歳時記で再確認しながら並べてゆきます。
不都合なところがあれば更に別の句と入れ替えもしながら、20句1作品を練り上げます。
という作り方が理想ですが、今回初めてこの方針にほぼ沿った作り方が出来ました。
仕事からリタイアして、時間があればこその手間のかかる作業でした。
来年こそ、ぜひ頂点を目指す意気込みで取り組みたいと思っています。
目標があれば頑張れる。そのための日々の俳句修行です。(ちょっと真剣過ぎるかな・・・)
「ゆらりゆらり」 亀山健人
前山の色改まり木の芽晴 三春
束の間の白は緑に小米花 仲春
川蜷の静かに育つ小川かな 三春
庭薺ぺんぺんと引く雨あがり 三春
忙しくてのち寛と遅日かな 三春
水近く猩々袴群れをなす 晩春
春眠や目覚めは腓返りより 三春
雑草のどれも愛しき暮の春 晩春
今朝の夏白き衝羽根空木より 初夏
初夏の快今が最高かもしれぬ 初夏
梅雨に入る洗礼として一頻り 仲夏
コロナ禍や植田いよいよ美しく 仲夏
抜きん出てゆらりゆらりと小判草 仲夏
どの家も自生の百合を愛ほしむ 仲夏
梅雨明や獄舎をいづる心地して 晩夏
長崎忌漸く口を開く人 晩夏
文明の造りし暑さかく暑し 三夏
見過せる吾を見詰むるや盆供養 初秋
秋澄むや職離れただ過ごしをり 三秋
碑の謂れを包み秋の草 三秋
より一層の高みを目指して益々励まれますことを…
(少しは息抜きも…余計なお世話ですね)
一番集中できたのは毎朝30分のスタバタイムでした。
それに代わる俳句時間が見つからず、
漠然とやっていたように思います。
新年は初心に帰って1日1句を目指します。
お言葉通り、息抜きも大事にしながらですね(笑)。