![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/90/788d5ee3281126db47299cd875d8509a.jpg)
語り手である執事スチーブンスの、
女中頭であるミス・ケントンへの淡い恋心を綴った話らしいことが、
ほとんど当初から分かっていたが、
あまりにまどろっこしいさで、いい加減にしなさいと叫びたくなった!!
執事という自我を出さない仕事を長年やった人は、
一種の精神的不具になっていたという話だろうかとすら思える、
まだるっこい表現の連なりに、我慢の限界を感じつつ読み進んだ・・・。
残すところ最終章のみとなり、ここでどんな展開があるのか、正直期待感がある。
話の流れは、ヨーロッパでの第一次世界大戦が終わった時期、
戦後処理の外交的対話(本会議の根回し又は秘密裏の会談)が
主人公が働くダーリントンホールを舞台に行われる。
ダーリントン卿に仕えるスチーブンスは、
裏方ではあるがそのような重要な舞台を支える執事としての仕事を、
<品格>を保ちつつこなしている自分に、誇りと自負を感じている。
1920年代から戦後の1950年ごろまでのイギリス社会の変遷も描かれている。
ダーリントン卿が死去し、ホールの主はアメリカ人の「ファラデイ様」となった。
スチーブンスは新しい主のアメリカ的ジョークに戸惑いを感じながらも、
新しい勤め方に溶け込もうと努力をするが、なかなか馴染めない。
数十人が働いたホールを、今は数人のメンバーで支えねばならない。
そんな時にひらめいたのが、たまたま手紙が届いたミス・ケントンの事。
彼女が女中頭として復帰してくれれば、屋敷の運営はすべてうまく行く。
すぐにミス・ケントンに会いに行かねば・・、という思いだった。
ミス・ケントンに会いに行くための約4日間のドライブは、
屋敷内での過去の出来事や多くの人たちとの出会い、
使用人問題にからんでのミス・ケントンとの確執などの記憶を呼び起こす。
ほとんど屋敷を出たことのない彼に、貴重な出会いや経験も与えてくれる。
<執事の品格とは何か>という自問は自分自身の価値の問いかけであったし、
一度ならず車のトラブルにあって、<品格>のない人たちの親切にも遭遇する。
ほうほうの体でたどり着いた農家では快く一夜の宿の提供を受けたが、
集まってきた農家のグループに議論を吹っかけれれ、苦い思いをする。
そしていよいよ約束の日、約束の場所にやってきた。
で、どんな話として結ばれてゆくのか・・・というところです。
女中頭であるミス・ケントンへの淡い恋心を綴った話らしいことが、
ほとんど当初から分かっていたが、
あまりにまどろっこしいさで、いい加減にしなさいと叫びたくなった!!
執事という自我を出さない仕事を長年やった人は、
一種の精神的不具になっていたという話だろうかとすら思える、
まだるっこい表現の連なりに、我慢の限界を感じつつ読み進んだ・・・。
残すところ最終章のみとなり、ここでどんな展開があるのか、正直期待感がある。
話の流れは、ヨーロッパでの第一次世界大戦が終わった時期、
戦後処理の外交的対話(本会議の根回し又は秘密裏の会談)が
主人公が働くダーリントンホールを舞台に行われる。
ダーリントン卿に仕えるスチーブンスは、
裏方ではあるがそのような重要な舞台を支える執事としての仕事を、
<品格>を保ちつつこなしている自分に、誇りと自負を感じている。
1920年代から戦後の1950年ごろまでのイギリス社会の変遷も描かれている。
ダーリントン卿が死去し、ホールの主はアメリカ人の「ファラデイ様」となった。
スチーブンスは新しい主のアメリカ的ジョークに戸惑いを感じながらも、
新しい勤め方に溶け込もうと努力をするが、なかなか馴染めない。
数十人が働いたホールを、今は数人のメンバーで支えねばならない。
そんな時にひらめいたのが、たまたま手紙が届いたミス・ケントンの事。
彼女が女中頭として復帰してくれれば、屋敷の運営はすべてうまく行く。
すぐにミス・ケントンに会いに行かねば・・、という思いだった。
ミス・ケントンに会いに行くための約4日間のドライブは、
屋敷内での過去の出来事や多くの人たちとの出会い、
使用人問題にからんでのミス・ケントンとの確執などの記憶を呼び起こす。
ほとんど屋敷を出たことのない彼に、貴重な出会いや経験も与えてくれる。
<執事の品格とは何か>という自問は自分自身の価値の問いかけであったし、
一度ならず車のトラブルにあって、<品格>のない人たちの親切にも遭遇する。
ほうほうの体でたどり着いた農家では快く一夜の宿の提供を受けたが、
集まってきた農家のグループに議論を吹っかけれれ、苦い思いをする。
そしていよいよ約束の日、約束の場所にやってきた。
で、どんな話として結ばれてゆくのか・・・というところです。
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