男にも日傘の欲しき酷暑かな

2013年07月09日 | 俳句
今回は時系列を逆から書いてみよう・・・。

7/9(火曜日)
炎昼や広い横断歩道なり
  昼休みに笹島の交差点を渡り始めるとすごい暑さに仰天!
  広い横断歩道には日陰っちゅうものが、全く無いことに改めて気が付きました。

男にも日傘の欲しき酷暑かな
  これは朝9時10分ぐらいの感想ですが、
  この時間で多分30度を越えていたのでは・・・。

7/8(月曜日)
梅雨明けて空気は軽くなりにけり

紫陽花の色移ろひて夏の朝

池の面に風通り抜け梅雨明ける

傘持たぬ月曜となり梅雨の明け


7/7(日曜日)
物干しの滴ぬぐひて梅雨明ける


7/6(土曜日)
雷や鳴りても梅雨のままといふ
  土曜日の晩、ひとしきり強い雨が降り、雷も鳴りました。
  気分は「これで梅雨明け!」と思いましたが、
  まだ梅雨は明けていませんでした。
  梅雨明けはなんと今日(7/9)という、この不思議さ・・・。


7/5(金曜日)
雨傘に体当たりせむ夏つばめ

ツイッター永らく放置梅雨も末

長くともあと二週間梅雨の明け
  この日にはこんな感想だったのです。
  まだまだ続きそうな曇天、そして時おり土砂降り・・・。
  例年そうだから、当分続くと諦めていましたが・・・。

荒梅雨や草履通勤する人も
  これ靴が傷まないので、結構賢い選択かなと思いました。


7/4(木曜日)
バス停の屋根に雨垂れバス遅し
  イライラ・・・・・。

びしょ濡れのプラタナス幹緑増し
  面白い「句またがり」のつもりで作ってみましたが・・・。


7/3(水曜日)
四弱の星つぶしあふ梅雨の内

燕の子飛翔しチーム地を這へる

梅雨さ中サウナに遊ぶ一人酒

強き雨降る梅雨明けはもうそこと

雨強し梅雨明けはもう間近なり

先発の崩れしも継投堅し  ※残念、季語なし!


7/1(月曜日)
梅雨でなく夏でもなくて燕飛ぶ
  この頃はそうだったんです。
  過ごしやすい梅雨でした。もう忘れそうですが。

6/30(日曜日)
水鳥や青田長閑に歩きをり

花はまだ幹つやつやと百日紅

半夏生上の二枚の化粧かな

紫陽花や長く静かに咲いてをり

伸びすぎた庭の雑草ざっと取り

蜂ゆらりその一角は手を出せず
  昨年痛い目にあいました。同じ場所に今年も出没・・・。


というような10日間でした。
遡ってゆくのも面白い。
それにしてもこう暑くなると、涼しかった梅雨の記憶は飛んでいますね。
喉元過ぎれば涼しさも忘れているようです。



  



2 コメント

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 (iso)
2013-07-11 11:07:32
いや暑い!日陰が無い、こんなとき井上陽水の歌の世界です。が、いやな夏ではありません。しかし、7月に真夏日が5日つづけば新記録らしいですね。やはり確実に温暖化が進行してますし、地軸も狂って来てますね。やはり、子供のころとは
どこか、何か、違いを感じます。互いに熱中症に気をつけましょう。
「俳句熱中症」も同様に頭痛を感じたら、要注意です。
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俳句甲子園 (郷左衛門)
2013-07-11 22:30:12
「俳句熱中症」にはまだほど遠く、
もっともっと、読んで、詠まなくてはなりません。
文語の旧仮名遣いに親しもうと思い、
角川のビギナーズクラシック「徒然草」を少しずつ読んでます。
これ結構面白いですよ。意外に現代的です。

そういえば、もうすぐ俳句甲子園の季節が巡ってきます。
負けないように頑張ろう。なんちゃって・・・。
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