小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第520回小麦句会投句一覧(3/7投句締切)

2024年03月02日 07時45分05秒 | 1日句会

三月。

いろいろなごたごたが続く。

桜の開花は今年も早いんだろう。

もう四月の桜・・・・とはいかないのかも。

 

投句一覧

水切りの石のどぼんと水ぬるむ  

朧の夜甲斐なき野良の泣き音かな 

ラーメンや葱とチャーシューたっぷりと

ビニシート一反もめんに春嵐    

犬連れて陽気な春の空の端    

蓮華田を見たかも母が泣きじゃくる  

立春大吉ビニールハウスに風入れて  

一期一会の別れ寂しい鳥帰る    

麦青む鍬の力点作用点   

春の水脈重ねて鴨のお引越し  

水温む利根川べりに魚の群    

早起きはどうやら苦手残り鴨  

引鴨の残せし月日うつくしく  

逢ひ引きのビニールハウス水温む

貪りは知らず小川に沿う花菜  

春待つやビニルハウスの皺の張り

束の間は晴れ愚図つくは菜種梅雨

川ベリの春を左見右見して独り 

開け放つハウスの匂い草青む  

今日の無事奇跡のごとし梅二月 

あたたかし岸へ岸へと軽鴨(かる)の水脈

水温む鴨の水掻き良く動く  

雁帰る循環バスの客一人    

残り鴨ついに流れぬものの影   

鳥帰る帰る定めのある場所へ   

ゆく船の水脈しづまれば残る鴨    

鳥雲にひとりの昼弁風強し   

元カレと出会いときめく春の昼    

花菜風空への距離を縮める樹  

土筆野に家ありビニールハウスあり   

はにかみてお礼参りの合格子  

帰る時を計りて鴨の五羽六羽    

鳥たちの溺れる春の水の色   

山本海苔あぶり酌みつしのぶ人   

鴨の子やまなこに光る好奇心     

日常の裏へ春愁置いてくる   

老犬のふぐりに春のゆれる午後   

春を釣る川辺に煙草くゆらせて  

春昼のこの世の果に戯れて    

人の世に波風立てて鴨帰る

 

 

★選句要領

選句数6句(うち特選1句)

締切 3月7日(木)24時

 

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俳句「麦の会」

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