小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第347回小麦句会投句一覧(12/7選句締切)掲載もれがあったので追加しています。

2016年12月03日 08時55分14秒 | 1日句会

お待たせしました。

12月はあっという間。

忘年会、大掃除、年末のあわただしさを縫って、小麦句会もお忘れなく。

 

★投句一覧

(12/3の16:00に一句掲載洩れがあったので追加しました。申し訳ありません。)

闇よりも深き色して冬運河   

悲しみを冬青空は笑みに変ふ

一寸法師のその後は鴨の群れのなか

冬晴やゴルフ球打つ河川敷  

窮屈な川幅鴨のばらけおり  

鴨の陣上空晴れて何も無し  

十二月街を呑み込む街の影  

木枯や高層ビルの建ち並び  

鴨置いて印象派めく水鏡      

冬青空鳥語を話す人といて 

三島忌の川にせり出すビルの影

再開発して水鳥の消えし町  

空ばかり見ている川や返り花  

締め切りやホテルに籠る年の暮

復興の音凩の音の中    

陰日向なく水鳥の相寄れり

明と暗わが人生も年詰まる

山の名のホテルぎゆうぎゆう真冬かな 

街騒の届かぬところ浮寝鳥  

裸木や青年ふたり対峙せり  

ピラカンサかぐやを迎える窓がない 

水鳥の寄り合うてをり冬夕焼    

橋渡りきって安堵の白い息  

この街に住み慣れ今日の冬の空

つつがなく夜来て勤労感謝の日

小春日やビルの谷間の鴨の川 

出勤の靴音短日動き出す  

煤逃げに後押しをする晴れた空

枯野ゆくブルトーザーは無人なり  

水鳥のたてる波紋に恋をした  

犯人の現場検証冬ざるる   

千声を嗄らし師走の雀かな  

揺れる街抜け出せ冬の重低音  

鴨鍋に何かが足りない家族愛 

山茶花の一つ二つと落ちる道 

そこここに復興の兆しはや師走 

遠嶺より復興の風冬日影    

宿がないネットの絡む枯葎

桜葉の暇乞ふげに落ちて音

 

 

選句要領

 

★選句数
6句選(うち特選1)
選外のコメントも受け付けます。

★締切
12月7日(木)24時

★当番(投句先メルアド)
nakamusi5011naka@kme.biglobe.ne.jp

↓選句前に再度確認しましょう。
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください。

 



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