二回に分けて発表します。
暖かい日が続く。
天気もいいので、あちこちドライブして。
調子にのっていたら、タイヤをパンクさせてしまった。
レッカー車に引かれ、タイヤ交換・・・・。
油断大敵。
コロナ、沈静化してるが、ゼロになっているわけではないし、国会も怪しい展開。
ウクライナにトルコ・・・・。
のんきに春を楽しんでいていいのかとも思う。
結果発表
洞窟の風光り出し歌ひ出す ちせい
○(幹夫)天照大神の天岩戸神話を連想しました。
洞抜けて春の光を私す 幹夫
◎(楊子)「私す」ですべてが表されています。いい未来がきっとあるでしょう。
○(餡子)暗い道を抜けて トンネルを出たときのあの爽快感を「私す」と表現。成程と思いました。
○(卯平)上五中七の凡景が下五「私す」で立句となった。
◯(道人)暗い洞穴から出た瞬間の光の感動が「私す」でよくわかる。
消毒ビン据えて雛の間できあがる 楊子
○(アネモネ)ほんとこの三年間その連続ですね。
○(泉)この時期、消毒ビンは必須です。
○(餡子)どこに行ってもあの「手指消毒にお願いします」の注意書きとビン。名家のおひな様でしょうから特にですね。
◯ (アゼリア) 消毒ビンが何処でも欠かせぬものになってしまいました。
梅咲くや笑顔が明日への活力源 泉
〇 (多実生) 梅の開花は春、希望に満ち笑顔が溢れます。
蛇穴を出たら百年後の世界 カンナ
○(幹夫)浦島太郎ですね。
○(アネモネ)「百年後の世界」ありありです。
○(泉)発想の飛躍が素晴らしい、と思います。
〇(楊子)そんな穴があれば面白いだろうなあとおもわせます。ファンタジーです。
〇(瞳人)うらしま蛇だ
○(アダー女)たった一冬の冬眠からのそのそ地上に出てきた蛇。世の中は目まぐるしく変わっているのですね。あ〜世界は、この地球はどこに向かっていくんでしょう。
○(ちせい)途方もない虚構がユーモラスです。
老梅の八岐大蛇のごとき影 珠子
○(幹夫)出雲の大酒呑み「八岐大蛇」の例えに共感です。
◎ (多実生) 梅は古木になる程逞しさを増し、その影に着目と例えも見事。
○(仙翁)梅の枝は、面白くくねっていますね。
○(あき子)花ではなく枝に焦点を当てて、時の経過を捉えているところがいいなと思いました。
玄関に伏せし大甕百千鳥 アネモネ
○(あき子)曰くがありそうな大甕に、百千鳥を配して華やかな光景になりました。
〇(めたもん)玄関に大甕がおかれた立派な家。樹木の多い庭からは鳥のさえずりも聞こえています。
◯ (アゼリア) 伏せた大甕が何故か気になります。百千鳥の季語も聞いていると思います。
(選外)(藤三彩)百千鳥(ももちどり)と大甕にどんな関係があるのだろう?
梅林へトンネル残し廃線に 春生
○(泉)全国的に廃線が進んでいます。寂しくなります。
○(仙翁)廃線跡のトンネル、ありそうですね。
○(餡子)こういう景色もあるのでしょう。廃線は悲しい。いろいろなドラマがあった此の線路でしょう。
トンネルを出れば真昼の春光る 多実生
〇(めたもん)トンネルの出口の光のまぶしさを上手くとらえた句だと思います。
白塀を撫で行く風や梅の花 仙翁
〇(楊子)きっと白梅だろうなあと思わせる上手い句です。香りも漂います。
〇(珠子)白塀に白梅、そしてあたたかい春風がうれしい。
〇(まきえっと)「撫で行く風」にほっこりします。
〇(めたもん)リズムよく詠まれた清々しく気持ちのよい句だと思います。
蒼天へ名もなき梅の匂い立つ あちゃこ
〇(珠子)本当は名を知らないだけなのですが、どれもまさに馥郁たる香りがします。
○(あき子)句に勢いがあって、名も無き人に向けたエールのようにも、読めました。
春風の出口に父の影がない 宙虫
〇(楊子)明るい前句から一転マイナーな世界へ落されるところが巧妙です。
○(カンナ)父の影がないとは?読者に想像させる詠み方が上手い。
◎(あちゃこ)過去と現在が交差する一句。出口に誰かの影を皆探しているでしょう。温かさの中に哀しみが匂う。
○(卯平)父の影がないことで母への詠み手の思い。春風が詠み手にとり母だったのだろう。
◎(餡子)この句を読み、何とも複雑なもやもやを感じました。いろいろな人がいろいろに取れる句ですね。
◯(道人)春風に入口出口などあろうはずはないが、春風の柔らかな感覚で、優しかったお父様を思い出したのだろう。「影がない」の否定が佳い。
踊子も越えし隧道春寒し アダー女
○(泉)「伊豆の踊子」を思い出しました。
○(あちゃこ)物語が見え、隧道を通って行った様々な人生を想います。
〇(瞳人)ああ、そんな感じなのですね
春光や隧道よりの高きこゑ 卯平
○(仙翁)トンネルからの声は、甲高く聞こえそうですね。
○(餡子)「伊豆の踊子」ですね。青春のほろ苦さが思い出されます。
○(ちせい)伊豆の踊子などが想起されます。
◎ (アゼリア) 春寒しの季語が淡く儚い恋を象徴しているようです。
春三月コボちやん善くぞおォ善くぞ 瞳人
トンネルの出口春光のシャワー 餡子
〇(珠子)確かにあれは光のシャワー。
〇(春生)破調ですが、味のある句です。
〇 (多実生) 薄暗いトンネルを出た落差で春光も倍加。更にシャワーの例えも良かった。
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