いじめを止めなかった。
ただ見ているだけだった。
それは「罪」なのですかー?
とても重たいテーマでした。
真田くんの気持ち、中川さんの気持ち
フジシュンの両親の気持ち・・・。
いろんな立場で考えさせられました。
昔・・・
いつも飲み会の時は最後まで話していた同志が
自ら命を絶ったと聞いたあの日を思い出しました。
とても信じられなくて
なんで・・・どうして・・・
という気持ちと
何もしてあげらなかった後悔がず~っと今でも残っています。
一番辛かったのは自ら命を絶った人かもしれないけど
同じ位残された人は苦しくて辛い思いを背をわなければいけないんですよね。
「寂しさってのは、両方で分かち合うものじゃないんだ。
自分は寂しがっててもむこうはそうでもなかったり、その逆のパターンだったり・・・。
片思いみたいなものだよ。
だから寂しいていうのは 相手がそばにいないのがさびしいんじゃなくて、
なんていうか、
そばにいない相手が、自分が思うほどには自分のことを思ってくれてないんじゃないか
っていうのが寂しいっていうか・・・・。
その寂しさが寂しいっていうか・・・。」
胸の奥に響く言葉でした。
小説の中で出てくる最後の旅に選んだ
「森の墓地」
私も行ってみたくなりました。
小説の中のフジシュンの気持ちがここに行けばわかるかも・・・。
話をしたくても話が出来ないもどかしさ・・・。
それが「死」と言うこと。
今でも簡単に?人を殺してしまう事件があるけど
本当に命の重みを生きているこの世の中の人すべてに知って欲しいです。