大阪の息子が暮れに「いい曲だよ」と教えてくれた。
「それから君は僕を見つめ、それから君は泣きながら笑った。さよなら。いつも同じ話。」
その時にはなんとも感じなかったのに、今日は泣けるな。
一昨日、近所の猫友がやってきて、愛猫が亡くなったと知らされた。
具合が悪く病院に行ったら、毒素が出るくらい腎臓が悪いと言われ、2週間で旅立ったそうだ。
その子の残ったごはんを食べて欲しいと持ってきてくれた。
家にあがってもらい、最期の話を聞いてしばらく二人で泣き、
うちの福ちゃんも腎臓用のご飯を食べているので、ありがたくいただいた。
その夜、福ちゃんが落ち着かない。空を見るような仕草をするので、これは「付いてきちゃったな」と感じた。
「ママが待ってるよ。おうちに帰りな」とつぶやいてみる。
娘に電話すると、「もらったご飯のお礼にお供え持って行ったら?」と言う。
そして昨日、猫の絵のついたチョコを持って伺うと、「今、泣いてたとこ。お線香あげていって」とあがらせてもらった。
ドライと思っていた彼女が、毎日悲しんでいると思うとつらいな。
うちでも2匹見送ってるからよくわかる。
そして「おなじ話」を何気なく聞いてみたら、お別れの歌だったんだね。
「君のそばにいるよ。ずっと君を見てるよ。」
最期にちぃこが私の顔をじっと見たことを思い出す。今日はちぃこと豆太朗を思って過ごそう。