娘が住んでいる団地がいい所だと、以前お話しましたが、
あらためて好きだなと思った次第です。
確かに古い。築50年なんてたくさんあるから。
でもなんというか、レトロな懐かしさに浸れます。
そしてバスに乗っている時から感じる「あなた、よそ者ね」の雰囲気。(これは自意識過剰かも)
団地の敷地に入ると、そこはベールをくぐって入り込んだような時間がゆっくり過ぎる空間。
(住んでいる人たちはそんな風に思ってないでしょうね。イメージです。)
商店街はシャッターが閉まっている店が多いけど、スーパーもあって利用するのは団地の人たちで。
今は活性化のために、いろいろなイベントをする団地も増えている。
なにより子育て世代に家賃が魅力的。
今度は商店街でひっそりやっている喫茶店へ行ってみようと思っています。
そして思い出すのが、高校生の時に一人で見に行った、平沼町同潤会アパート。。。
表参道にあった同潤会アパートは皆さん知っているでしょう?
横浜にも山下町と平沼町に同潤会アパートはあったのです。
同潤会アパートは、大正12年の関東大震災の義援金で作られた昭和初期の鉄筋コンクリートの建物で
水道、電気、ガス完備、水洗トイレにダストシュートのある当時先端の集合住宅だったのです。
なにかの本でそれを見つけて、ひとり学校帰りに見に行きました。45年くらい前のことです。
たぶん取り壊しも決まっていたころで、ほとんど住んでいなかったかも。
中庭を囲むようにロの字型に建てられた建物。中庭へのアーチ型の入り口。コンパクトで生活の匂いのする感じ。
衝撃は大きかったです。
昭和50年頃だったから、これも築50年くらいだったのですね。
その後マンションが建っています。
こんな感じが好きなんだなぁ。団地と共通する何かがあるようで惹かれてしまいます。