宮澤賢治の映画「グスコーブドリの伝記」観てきました。
原作では、妹のネリは、牧場主の長男と結婚して男の子をもうけ、幸せに暮らしているんですよ。
お話の中に、赤ひげというおやじさんが出てきます。
山師的な要素を持っていて、年寄りの言うことを聞かないで適当に肥料を与えたりしてをオリザ(稲)が病気になるんですよ。
赤ひげが「今年は沼ばたけは去年よりは三分の一減ったからな、仕事はよほど楽だ。その代わりおまえは、おれの死んだ息子の読んだ本をこれから一生懸命勉強して、いままでおれを山師だといってわらったやつらを、あっと言わせるような立派なオリザを作る工夫をして呉れ」と、グスコーブドリに言うんです。
仕事が楽になったから勉強してくれって、よその子供に言える赤ひげの度量、すごい!