ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

12月4日、マンションの屋上に国旗

2020-12-04 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 12月4日、マンションの屋上、団地の屋上に国旗を掲揚するよう通達が来ているのか、実際にそうしているところが出て来ました。

 ベラルーシ国会議長がベラルーシ大学ジャーナリスト学部を訪れ、学生との対話の場を持ちました。しかし、実際に会場に入れたのは「事前に選ばれた」学生ばかり。

 会場となった講堂の後ろには治安部隊が目を光らせていたそうです。

 

 以前、反政府デモ参加者が治安部隊に追いかけられ逃げ込んだカフェ。匿っていたところ、ドアガラスを治安部隊に破られました。その後「食べて応援」「飲んで応援」する人が大勢やってきて列をなすほどになりましたが、ゼネストに応じて閉店していたところ、国から閉店命令を出されていました。そして今日、閉店(事業撤退)を発表しました。明日が最後の営業日です。

 

 ミンスク市内の各地で「反政府スローガンなど書かれそうな壁」が次々ブルドーザで破壊、撤去されています。壁の多くは防風壁なのですが。

 

 雪が積もった地面に反政府スローガンを棒で引っ掻いて書いている人たちがいます。

 

 すでに100人の治安部隊員が離職したと公表されました。

 

 

 


ベラルーシのコロナウイルス感染者14万3383人。

2020-12-04 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 12月4日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は143383人になりました。1日の新規感染者数は1774人です。また最多記録を更新しました・・・。

 死者数は1190人です。

 120571人が回復しました。

  

 ミンスクでは、予定されていた手術や治療などが、来月、あるいは再来月に次々と延期となっています。コロナウイルス感染者数増加のため、入院患者の増加、医療従事者の人手不足のせいです。

 12月25日のクリスマス。ベラルーシのカトリック教会では

「今年は家でお祝いしましょう。(教会には来ないように)」とカトリック教徒に伝達しました。


ごん吉くんフェイスブックでベラルーシの小学生が書いた「明日」の絵が紹介されました

2020-12-04 |   新美南吉

 新美南吉記念館が行なっている「明日をとどける」プロジェクトに日本文化情報センター日本語教室の生徒たちが参加しましたが、そのとき詩「明日」をベラルーシ語にも翻訳して内容が分かるようにしましたので、コロナウイルス感染拡大第二波真っ只中でがんばっているハーモニー絵画教室のエレーナ先生に紹介しました。

 エレーナ先生は絵画教室の生徒さんたちに朗読動画を見せて、「明日」という詩のことなどお話しをしてくださったのです。その後、この詩をイメージした絵を9歳のアリーナ・ルキヤノワさんが描いてくれました。今コロナ禍のせいでなかなか会えないので、エレーナ先生がスキャンして私に送ってくれたのです。

 エレーナ先生のご指導の賜物なのか9歳の子どもが描いたとは思えないほど上手な絵で、新美南吉記念館に転送しました。すると大変喜ばれ、12月1日、ごん吉フェイスブックツイッター(12月2日)でご紹介していただきました。

 ごん吉くんに喜んでもらえて嬉しいですね! そしてアリーナさんもエレーナ先生もとても喜んでいると思います。

 南吉さんの「明日」という詩が広がっていくようで、このプロジェクトに参加して本当によかったと思いました。

 それにしてもアリーナさんの絵は発想が非凡ですね。アリーナさんはアマビエの絵も描いてくれていて、日本文化情報センターロシア語版HPでもご紹介しています。このアマビエも人魚なのに陸に上がっていて、メルヘンの世界ですね。

 それから、ベラルーシ人の子どもがイメージする日本の山は全部とんがっているのかなあ、と思いました。日本文化情報センターの「アマビエとアマビコを描こう」プロジェクトに寄せられた作品の中に描かれている日本の山は全部三角形です。葛飾北斎の浮世絵の影響でしょうか? (ベラルーシに高い山はありません・・・。)