12月27日、日曜日。反政府デモ活動は止まることがありません。まだ真っ暗の日の出前の朝6時からベラルーシのどこかでデモ活動が始まります。
それが日が暮れてもどこかで続いています。
街のどこかに白赤の風船が飛ばされ、くくりつけられています。
ミンスクの警察は白と赤の組み合わせで住宅の窓を飾るのは規則違反としましたが、あの手この手で反政府活動を続けています。ここまでくるとアイデア合戦です。
一方で政府側は日曜日の朝になると公用車に国旗をつけて走らせるという車列行進を行なっています。
冬休み中の学校の屋上に白赤白の旗が立てられたかと思うと、スーパーマーケットの上に国旗が翻り、3棟並んでいる大学寮のうち、1棟だけに国旗が立てられていたりしています。
街の中心部のクリスマスツリーの前で一人デモをしていた男性は身柄拘束されました。
それでも今日は拘束された人の数は20人ほどで、すっかり減っています。
デモ活動をしている人が減ったというのもありますが、それ以上に治安部隊が積極的に身柄拘束をしていません。年末年始の休暇モードになったのかもしれません。
ブレストですでに11回身柄拘束された女性がいるそうです。高齢なので、すぐ解放され、また次のデモに参加し・・・を繰り返しています。
白と赤のリボンを団地のフェンスに大量に結ぶ反政府デモ活動。結んでは切られ、結んでは切られを繰り返しています。とうとう、リボンを結んだ側が切る側の人にメッセージを張り紙にしました。「リボンを切るのはあんたの仕事じゃない。でも自分のことを(国家の)奴隷だと思うんなら切れば?」