12月18日、ベラルーシのKGB議長はグロドノ・アゾト社を訪問し、従業員を前にして、来年の春、ベラルーシで「戦争」が起きる予測のもと、ベラルーシ政府は準備を開始したと話しました。(この話をするようにとベラルーシ大統領から指示されていたとも。)
(「戦争」と括弧付きで書きましたが、このKGB議長は本当に戦争と表現しています。ただ、紛争とか戦闘という意味で発言しているかもしれないので、括弧付きで表現しました。)
他にもこのような発言がありました。ベラルーシ反政権派はEUからの力を借りて、ベラルーシ国内で紛争を起こそうと計画している。それは2021年春。理由はEUなどからの制裁が発令されているが、その結果ベラルーシの経済が弱まってゆき、制裁の効果が出始めるのが来年春だと反政権派は考えているから。経済が悪化しているときに紛争を起こせば、勝てると彼らは計算している。だからそれを見越して、こちらも戦闘の準備を始めた。もちろんそうならないように反政権派を一掃すべく取り締まりなどもしっかり行なっている。
・・・という言葉でグロドノ・アゾト社でのストライキなどを牽制、さらに離職していく従業員を非難しています。そして、反政府デモ参加者を厳しく取り締まるのは当然という考えを広めています。
リトアニアのクライペダ港を使用してのベラルーシへの石油の輸入が停止になりました。
今までEUから制裁を受けていたベラルーシ人官僚リストにさらに29人と7企業が追加されました。