ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

12月18日。来春の予測

2020-12-18 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 12月18日、ベラルーシのKGB議長はグロドノ・アゾト社を訪問し、従業員を前にして、来年の春、ベラルーシで「戦争」が起きる予測のもと、ベラルーシ政府は準備を開始したと話しました。(この話をするようにとベラルーシ大統領から指示されていたとも。)

(「戦争」と括弧付きで書きましたが、このKGB議長は本当に戦争と表現しています。ただ、紛争とか戦闘という意味で発言しているかもしれないので、括弧付きで表現しました。)

 他にもこのような発言がありました。ベラルーシ反政権派はEUからの力を借りて、ベラルーシ国内で紛争を起こそうと計画している。それは2021年春。理由はEUなどからの制裁が発令されているが、その結果ベラルーシの経済が弱まってゆき、制裁の効果が出始めるのが来年春だと反政権派は考えているから。経済が悪化しているときに紛争を起こせば、勝てると彼らは計算している。だからそれを見越して、こちらも戦闘の準備を始めた。もちろんそうならないように反政権派を一掃すべく取り締まりなどもしっかり行なっている。

 ・・・という言葉でグロドノ・アゾト社でのストライキなどを牽制、さらに離職していく従業員を非難しています。そして、反政府デモ参加者を厳しく取り締まるのは当然という考えを広めています。

 

 リトアニアのクライペダ港を使用してのベラルーシへの石油の輸入が停止になりました。

 

 今までEUから制裁を受けていたベラルーシ人官僚リストにさらに29人と7企業が追加されました。

 


ベラルーシのコロナウイルス感染者16万9648人。死者数1308人

2020-12-18 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 12月18日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染社数は169648人になりました。1日の新規感染者数は1917人です。また1900人台に戻りました。

 死者数は1308人です。

 147316人が回復しました。

 371万件を超える検査数となりました。

 

 12月16日、ミンスク子ども感染症病院で死亡した13歳の男子について、コロナウイルス感染が死因ではないかと取りざたされており、現在保健省が調査に乗り出しました。

 コロナウイルスでなくても他の感染症にかかった未成年者が入院する病院でのことなので、何か別の死因なのかもしれません。

 一方で15歳以下で、コロナウイルスに感染し、入院が必要となったミンスク在住の患者はほぼ全員この病院に収容されているとのことで、さらに最近は入院患者数が激増してそうです。これもコロナウイルス感染拡大の影響ですね。

 診断書によると複数の炎症を起こしていたそうです。具体的には良く分からない(報道されていない)のですが、例えば肺炎と気管支炎・・・とかでしょうか?

 母親へのインタビューによると、11月に家族全員がコロナウイルスに感染したが、軽症でみんな治った。再検査の結果も陰性。13歳の息子も元気にしていた。ところがそれから3週間後、突然この男子だけ体調が悪化。12月15日に感染症罹患疑いのため専門病院に入院。人工呼吸器を着けられたが、16日に死亡したとのことです。

 もしこの13歳男子の死因がCOVID−19だったら、ベラルーシでの最年少死者になります。悲しい・・・。