自動車学校の先生 奮闘記(After story)

元教習指導員が安全運転を祈念して語ります。 あと楽しかったこととか悩みとか・・・

運転中のスマホは絶対やめて!!

はじまりました!!

2005年07月20日 | 日記。。。
ようやく事後教養(研修)が始まりました。何をするかというと、主に場内教習の見学です。
指導員の教習を後ろの席に乗って見て、勉強するわけです。
今日は4時間見ました。

当たり前だけど、色々な生徒がいますわ。
無難にこなす子。すぐ焦っちゃう子。ガッチガチに凍りついてる子・・・。
千差万別の人を同じ目標に到達させなければならないわけなので、なかなか難しいですよね。

ただし、ひとつ言えることは『車の「操作」は誰でもできるようになる』ということです。
「操作」が上手になるまでにかかる時間は人それぞれですけど。
つまり慣れるのに時間がかかる人とそうでない人がいるわけです。

しかし俺の考えは、車を「操作する」ことと「運転する」ことは違うということです。
「運転がうまい」と「操作がうまい」は同じ意味ではないと思うんです。
一般運転者を見ていると、「操作がうまい」人はたくさんいます。
しかし残念ながら、「運転がうまい」人はなかなかいません。

どうでしょう?意味わかりますか?

『「運転」とは、交通法規を守り、安全に細心の注意を払い、責任をもって車を操作すること』
ではないでしょうか?
もしそうでないとしたら、免許も必要なければ自動車学校もいりません。
「操作」できるようになるだけであれば、個人練習だけでも十分だからです。

自動車学校が存在する意味は、単に免許をとらせるものではありません。
俺の言う「運転」を身につけてもらうためです。
それを理解してもらえるような教習をしていきたいし、
この記事を読んでくれた人にも、そのへんを考えてほしいと思います。
交通事故がなくなれば、どんなに快適な生活になるでしょう

自分の運転が安全かどうか確かめる、簡単な質問です・・・
もし、全員があなたと同じ運転をしていたら事故は絶対に起きないと言えますか?