四条通りの東詰、京都で一番の繁華街を抜けたつきあたりが八坂神社。
いわゆる祇園といわれるところ。
御祭神は素戔鳴命他。(“戔”という字が使われている。よく見るのは“盞”という字)
慶応年間までは祇園社と称していたそうだが、現在は八坂神社。
社自体その敷地は丘というか、斜面を利用して社殿が配され、
四条通と東大路通の交わる祇園交差点側からは階段を上がり、
境内奥からは平坦に抜けられる。
烏丸通から東大路通までの四条通は日中、自転車の侵入すら禁止となっているほど賑やかで、
八坂神社を境に“奥座敷”的な印象に変わる。
自転車の置き場にも困るほど。
横手の公園の石段を強引に車体を引きずり上げ、社北側の鳥居の前に置く。
境内自体は思ったよりも広くなく、テーマパークみたいな趣きもないが、それでも訪問者の数たるやハンパない。
御朱印帳は祇園祭の絵柄でもあるのかなと、ひそかに期待して出向いたが、
あっけないくらいに地味なもので、正直がっかり。
奥ゆかしさに趣きを感じろというのか。
御朱印には祇園社と記されていて、いにしえの名残りが見て取れる。