シェルターのある笠間は奈良に似ています。
奈良には手軽に行けません。見立てられる場所を
10年ほど探してたどり着きました。
地元出身の知人に話すと「そうかな~?どこが?」
あまりピンとこないようです。
旅が多い職業なので日本各地いろいろと行きましたが、
「奈良」は特別な場所です。うまく表現できませんが、
「古代の人がピンと来た場所」でしょうか。一般的な
里山ともちょっと違います。「渡来人の望郷の想い」
と関係があるような気もしています。
1.そびえたつ高い山が無いこと(なんとかアルプスや
富士山は圧迫感があってNG)
2.ちょっと高台、または丘陵地で低山に囲まれた盆地
3.周囲に縄文遺跡、古墳、磐座・巨石がある
(神奈備と山岳信仰、山に巨石があるところは重要)
こんな条件にぴったりなのが笠間です。ほっこりとした
丘陵地にある里山風景はまさに「ミニ奈良」です。
先日亡くなられた滝平二郎さんも新治郡の出身でした。
この切り絵を見ていると気持ちがとても安らぎます。