音楽の森とタイニーハウス

茨城県山間部のログハウス&音楽研修施設

薪割りの打ち刃物いろいろ

2022-01-22 | 山林の道具と打ち刃物
薪割りの刃物たち。
キャンプ用品として話題にのぼることが多いですが、
ここでは生活用品として置いてあります。

しかし…鑑賞に堪えるものは実用としてでなく、
愛でるため(ハーハーする?)打ち刃物も少数あります。

写真いちばん上の物はその典型で「情報量の多い」歴史的工芸品。
道具としての使用跡、針金をグルグルと巻いた補修、上から叩いた
凹みやハンドルの傷など、時代を感じさせる逸品です。

二番目は両手でグリップできる長めの「枝払い鉈」
これが一番の実用刃物で、重量も900g以上あり、一発で薪が割れます。
どこの地方の形状かは分かりませんが、汎用性が高い優秀な道具です。

この類ですと「石突き」と呼ばれる、先端がくちばし状のタイプ
、つまり越中なた(泊鉈)のようなものがありますが、片手専用で
やや軽い、片刃で先端石突きが薪に当るなど、実際はやりにくいです。

下段の外国製斧は先日紹介しましたが、これらも実際は使いにくい
モノで、なんとなく格好が良いので、たまに使ってみるだけ。

道具の使い勝手は「使ってみなけりゃわからない」というのが
本当でしょう。もちろん片刃の鉈では薪は割れません。

まだまだ、いろいろとありますので後日また紹介いたします。