写真は古いB&WのSPスタンドです(これは後ろ向き)
たぶんCM1の時代かと思います(B&W FS-700)
とても良いスタンドで2セットも所有しています。
このスタンドの特徴は2本のアルミパイプが共鳴管になっていること。
パイプ自体に金属的な共鳴があり、叩くと「カーン」と鳴ります。
よくこういった中空パイプのスタンドに「猫砂」を詰める方がいます。
自分も他のスタンドでは詰めている場合もありますが、このスタンドは
そういったデッドのモディファイには適していません。
理由は下の写真を見れば一目瞭然かと思います。
※パイプの下に穴が開いていて猫砂が漏れる?ではありません。
このB&Wスタンドの設計意図は「共鳴」です。
つまり上部で鳴っているSPの音をスタンドのパイプ内に共鳴させ、
その共鳴音をパイプの横とスタンド下部から外に出す。
パイプの後方と下穴、それと台座の切込みがあることから
その効果を狙って設計していることがわかります。
その効果を出すにはSPをスタンドの上にネジ止めすることが必要で、
浮かせセッティングやアイソレーションを取るのは意味がありません。
だからSPの上部台座にネジ穴があるのです。
「金属音はオーディオの敵」みたいなコメントもありますが、
現代のピアノの構造を考えれば少し違う見解が出てくるでしょう。
アコースティックピアノはそのほとんどの重量が「金属フレーム」です。
ピアノのきらびやかな音は、金属の共鳴が美味しいサウンドの秘密なのです。
SP台に猫砂充填など、何も考えずにミュートするのは考え物です。
たしかに地震対策で重心を低くするのはしょうがないかと思いますが、
それによって豊かな響きが出ないのは本末転倒です。
オーディオの基本はまずは「鳴らす」ことです。
音楽が鳴っているのはSPだけではありません。
部屋も、床もSP台も少しだけ鳴っているのです。
「共鳴」をうまく使って音像を広げてはいかがでしょうか。
たぶんCM1の時代かと思います(B&W FS-700)
とても良いスタンドで2セットも所有しています。
このスタンドの特徴は2本のアルミパイプが共鳴管になっていること。
パイプ自体に金属的な共鳴があり、叩くと「カーン」と鳴ります。
よくこういった中空パイプのスタンドに「猫砂」を詰める方がいます。
自分も他のスタンドでは詰めている場合もありますが、このスタンドは
そういったデッドのモディファイには適していません。
理由は下の写真を見れば一目瞭然かと思います。
※パイプの下に穴が開いていて猫砂が漏れる?ではありません。
このB&Wスタンドの設計意図は「共鳴」です。
つまり上部で鳴っているSPの音をスタンドのパイプ内に共鳴させ、
その共鳴音をパイプの横とスタンド下部から外に出す。
パイプの後方と下穴、それと台座の切込みがあることから
その効果を狙って設計していることがわかります。
その効果を出すにはSPをスタンドの上にネジ止めすることが必要で、
浮かせセッティングやアイソレーションを取るのは意味がありません。
だからSPの上部台座にネジ穴があるのです。
「金属音はオーディオの敵」みたいなコメントもありますが、
現代のピアノの構造を考えれば少し違う見解が出てくるでしょう。
アコースティックピアノはそのほとんどの重量が「金属フレーム」です。
ピアノのきらびやかな音は、金属の共鳴が美味しいサウンドの秘密なのです。
SP台に猫砂充填など、何も考えずにミュートするのは考え物です。
たしかに地震対策で重心を低くするのはしょうがないかと思いますが、
それによって豊かな響きが出ないのは本末転倒です。
オーディオの基本はまずは「鳴らす」ことです。
音楽が鳴っているのはSPだけではありません。
部屋も、床もSP台も少しだけ鳴っているのです。
「共鳴」をうまく使って音像を広げてはいかがでしょうか。