滋賀年金者ジャーナル

全日本年金者組合滋賀県本部の公式ブログです。

<原発いらんねん、おしゃべりウォーク ひこね>

2013年08月11日 | 彦根・愛犬支部
 「ひこね子どもと明日を守る会」 などが主催する 「原発いらんねん、おしゃべりウォーク ひこね」 が 今日11日、

炎天下 の 彦根市内中心街で 行われ、市民や民主団体の約30人が汗だくになって 関西電力彦根営業所前を通り JR彦根駅前まで 行進しました。

彦根市立図書館前での 出発集会では、 参加者が 「ひとことスピーチ」 を 行い、

最後に 井戸謙一弁護士が 最新の情報を 報告しました。



井戸弁護士の報告の要旨は次の通りです。

 選挙で 自民党が大勝して 、 「原子力村」 の巻き返し が 顕著に なった。

原子力規制委員会が、敦賀原発直下を走っている破砕帯は活断層だという結論を出したので、

「 さすがに 敦賀は止まるだろう 」 と みんな思ったし、 私も そう思っていたが、

いま、強力に 巻き返しが行われ、原子力規制委員会の決定に 異議申し立てをしている。

原子力規制委員会の決定のやり方が、 強権的で ファッショ的であるし、

しかも、 調査した専門家会議の構成が 偏っているなどと

非難 ・ 中傷が 強力に なされている。

場合によっては、原子力規制委員会の決定が ひっくり返される可能性も あると思う。

規制委員会自身は、もともと 「原子力村の住民」 みたいな人達が中心で、

そんなに 骨があり 信念があるような人達ではないので、

結局、 世論によって 動く と 思う。

だから、「原子力村」 の巻き返しの声と、 もっと厳しくせよという反原発の声が、

原子力規制委員を 引っ張り合っているような状況だと思う。

だから、 脱原発 ・ 反原発の声を もっともっと大きくしていかないと、

敦賀ですら 止められない可能性が ある。



 福島では 避難した人を帰せという力が 非常に 強くなっている。

もう、避難地区の再編が終った。

避難指示の出ていた外側には特定避難勧奨地点があり、

ここは、世帯単位で 年間20ミリシーベルトの被曝 のおそれがあり、

避難した場合は1人につき1カ月10万円 支払われている。

ところが、この特定避難勧奨地点 が ほぼ全て 解除された。

解除後 3ヶ月間は10万円が出るが、それ以降は 出なくなる。

20ミリシーベルトから若干低くなって、17 か 18 になったからといって、

子どもを連れて帰れるかという話です。

しかし、国は 「帰れ」 ということなんです。

今、 特定避難勧奨地点の人たちが 悩み苦しんでいます。

帰らないと、月10万円が無くなり、 兵糧攻めになるわけです。

何とか 裁判を起こせないのかという話を している。

このように、今まで以上に 厳しい状況が 福島の人たちに 押し寄せている。


 前回6月に発表された県民健康管理調査では 甲状腺ガンの確定 と 疑いが 27人 という結果が出た。

今度9月 に 次の結果が発表される。

その結果を 息をひそめるように 待っている状況です。

結果次第では 動揺が広がって 局面の展開があるかも知れない。


 今も 福島の子ども達が滋賀県にも来て 保養キャンプをしている。

いろんな機会をつかまえて 福島の人たちに 気持ちを寄せていってあげて頂きたいと思います。



関西電力彦根営業所前を行く。


 あまりの暑さに耐え切れず、途中の日陰で休憩しながらも、彦根駅まで到着、来月11日の再会を誓って閉会しました。
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