滋賀年金者ジャーナル

全日本年金者組合滋賀県本部の公式ブログです。

「第33回怒りの集会」 で 年金削減 に 抗議!

2013年08月15日 | 滋賀県本部
 滋賀県高齢者運動連絡会 や 滋賀年金者組合などが 後期高齢者医療制度の廃止を求めて始めた県庁前での 「怒りの集会」

年金支給日ごとに行ってきたこの集会も、 今日 8月15日 で 33回目となりました。

10月からの 年金1%の削減 が迫り、また、自民公明政権 の 社会保障制度改革国民会議 が 最終報告書 で 社会保障の全面的な大改悪 を打ち出したばかりとあって、

高齢者の生活に危機感を抱いた年金者組合員など 約70人 が 猛暑にめげず 駆けつけました。





それにしても、今日の県庁前 は ものすごい暑さで、

集会を開く石畳の広場 に パイプ椅子を並べるだけで 汗が 噴き出してきました。

高齢者 が ここで 数十分の間、暑さに耐えられるだろうか と 皆で心配していたところ、

県庁職員が現れ、 「今日は日陰で集会を開いてもよい」 とのこと。

これまでは、横断幕 も ノボリ も スピーカー も 駄目 と 規制ばかりしてきた県庁側 が 「高齢者の健康を案じて 思いやり」 を 示してくれました。

しかも、県庁玄関に直近の場所ですから、一瞬、耳を疑った者 も ありました。

ということで、県庁舎建物の陰で集会を始めることができました。

    

 最初に 滋賀県高齢者運動連絡会の石坂昭典会長 が 次のように 訴えました。

8月5日 に 社会保障制度改革国民会議 が 安倍首相 に 提言を出した。

私は、それを読み、 「人を馬鹿にするな」 と 思いました。

医療の問題では、 大きな病院に行くには、 町医者の紹介状 が なければ行けない。

ある改革委員は 「紹介がない人からは 1万円とれ」 と 言った。

介護問題では、 要支援 1・2 の 人を 介護制度からはずし、地方自治体 で 面倒をみよ と いう方向 に 切りかえる。

自治体財政によっては、 対応できないところ も 出てくるだろう。

国民健康保険 を 現在の市町村運営から 都道府県の管理 にする。

現在、 全国の市町村では、 約4000億円 を 国民健康保険の為 に 一般会計から入れているが、 これ を 止めさせる。

そうすると 国民健康保険料 が 限りなく上がって 払いたくても払えない事態 と なり、

「 貧乏人 は 医者にかかれない 」 と いうことに つながりかねない。

安倍首相の暴走 が 始まり、年金の切り下げ、 消費税の増税、 大企業の減税 が 行われようとしている。

これを 許すことはできないというのが 国民大多数の声である。

全国の仲間と 力を合わせて、 暮らしを守ろう、 医療を守ろう、 命を守ろう と いう闘いのため に ともにガンバロウではありませんか




次に、滋賀県母親連絡会の瀧智恵子会長が、今日午前中に草津駅前で19人が集会を開き、「赤紙」の配布、戦争体験のリレートーク、署名を行った経験を報告しました。



続いて、第23回滋賀県高齢者大会実行委員会の八田光雄委員長が 次のように呼びかけました。



 今年10月から 年金が1%切り下げられるが、それとは別に 共済年金が大幅に切り下げられる。

それは 年齢が一定以上の人が対象だが、多い人は 年額30万円も 減らされる。

2・5%どころの話ではない。

恩給部分の年金額が厚生年金よりも多いという理由で削るのだが、

下げ方が滅茶苦茶で、多い人は 10% も 1年で 削るという。

こんな馬鹿な話は ない。

該当する方は、一般の年金削減の行政不服審査請求と同時に、

自分の共済年金の引き下げについても 行政不服審査請求を出してもらいたい。

今の行政は、国民の声を聞く姿勢が全くないのだから 不服審査請求を 出さなければならない。

参議院選挙でねじれが解消したと言っているが、これを聞くと腹が立って 血圧が上げる。

自民党政府と国民のねじれ は 益々深刻になっている。


 本来の話に戻るが、県高齢者大会を10月31日、彦根で開く。

記念講演の田辺鶴瑛さんの講談は 素晴らしい。

自分で3人の介護をした経験を ユーモアいっぱいに 語ってくれます。

「ふまじめ介護」 と いう本も 2冊 出ています。

ご本人のサイン入りで 1300円ですから 買ってください。

内容盛り沢山の分科会 も あります。

ぜひ、たくさんの方に参加していただくようお願いします。



 年金者組合滋賀県本部の徳永博書記長が、行政不服審査請求の取り組みについて、次のように協力を訴えました。

 行政不服審査請求は、政府に対し 「私は 年金切り下げについて 納得いきません」 と言って、文書で 物申すことです。

行政不服審査請求を出したからといって、10月からの年金1%削減を 阻止することは 困難だが、

年金者組合員11万人が出すことによって、 大きな政治的インパクトを与え、来年以降の 年金切り下げを阻止する世論を作っていきたいということです。

政府の 「もらい過ぎている年金を本来の水準に戻すだけ」 という宣伝を打ち破り、

「年金2・5%削減は不当なものである」 という確信を 持つよう学習を 積み重ねることが 重要である。

 ( ここで、年金削減が不当な 7つの理由を説明したが、省略します )

不服審査請求は 年金者組合の支部や職場で 学習と討論を重ね、

無理強いすることなく 団結を高める形で 成功させたいと 思いますので、よろしくお願いします。



 最後に、「 高齢者イジメを無くすために ガンバロー! ガンバロー! ガンバロー! 」 と 唱和して閉会しました。

 
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年金支給額 を 毎年 減らし続ける 「マクロ経済スライド」

2013年08月15日 | 滋賀県本部
 自民・公明政権 の 社会保障制度改革国民会議がまとめた最終報告書についての 解説記事 ( しんぶん赤旗 8月15日付け ) を 紹介します。 




    
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