転ばぬ先のバックアップ

Unix (Linuxを含む)では、「/home」、「/etc」、「/usr/local」それぞれ以下の
ディレクトリーの内容をバックアップしておけば、
ハードディスクが壊れるような事故があっても、比較的容易に復旧できます。

しかし、Windowsの通常の使い方では、Cドライブが壊れると、全てを失います。
さらに、Cドライブのバックアップには、特別なソフトウェアが必要です。
MS-DOSフロッピーディスクから起動してバックアップするような方法では、
USBで接続されたドライブにバックアップできないというような問題もあります。

ここで紹介する「HD革命バックアップ」は、デバイスドライバーを生かしたまま、
自分以外のアプリケーションを止めるという方法で、
起動フロッピーや専用のデバイスドライバー不要で、
Windowsから使えるあらゆる記憶デバイスにバックアップできるツールです。
バージョン6からは、どういう仕組みか知らないのですが、
Windowsを通常に運用しながら、バックアップできるようになりました。
さらに「Pro」には、パーティション分割ツールが付いています。

さて、私がWindowsマシンを使う際の工夫です。
ハードディスクを少なくとも4個のパーティションに分けます。
Cドライブには、極力システム以外を入れません。
Dドライブには、自分でインストールするソフトを入れます。
Eドライブには、自分で作ったデータを入れます。
Fドライブには、バックアップの必要が無い、一時的なデータを置きます。
こうすると、Eドライブを頻繁に、CとDドライブを時々バックアップすれば十分です。
また、IBMのThinkPad等では、Windowsを起動できなくなってリカバリーする際に、
Cドライブだけ初期化して、残りはそのまま残すという選択肢があります。

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2006年5月21日追記


アーク情報システムのウェブサイトを見たところ、「HD革命バックアップVer.7」が予告されています。
http://www1.ark-info-sys.co.jp/index.html
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