bowbowのゆううつ~Returns

双極性障害Ⅱ型(躁うつ病)サバイバー&共生模索中のbowbowの日常。

コーヒーと双極性障害。

2011-11-11 14:15:28 | 双極性障害・躁うつ病

いまの担当医の初診に近い頃、「すきなことは?」と訊かれて「んぅ~」と唸ってしまったことがある。

うつの長い双極Ⅱ型障害で、すきなこと趣味があることは重要である。一方で仕事以外趣味等がないために気分転換ができずに、病を悪くするということも起こってくる。

PCも趣味は趣味だが、四六時中、PCを組み立てたり弄ったりしているわけにはいかない。プラモデルとは違うのだ。ついでに言えば、最近のPCはすでにある水準をみな超えてしまっている。以前PCを組み立てていて何が面白かったといえば、PC自体が発展途上でかつ非力だったからだ。よく地方競馬場で負け続けの馬が人気だったりする。「判官びいき」ということばもあるが、非力のPCだからこそ改造が楽しいし、少しでも速くなったりすると嬉しいのだ。

つまりいまの据え置きPCはみんなスポーツカーに近いものになっている。だからつまらない。

いつだったか、診察で再び「すきなこと、たのしいことは?」と訊かれた。ボクは「んぅ~・・・・、あぁ、コーヒー淹れているときは楽しいです。飲むのも好きだし。」といった。すると担当医は「コーヒーか・・・。コーヒーはまずいんだよな。カフェインが脳を興奮させるんだ。だから飲むんだったらノンカフェインのコーヒーにしなさい。ほら赤いラベルの奴とか」。

問題なのはボクが好きなのは、インスタントコーヒーではなくドリップコーヒーであることだ。

毎回豆を挽き、自分でドリップする。お茶には「茶道」という修行道があるが、コーヒーにも「コーヒー道」に近いものがあるとおもう。ドリップするときには無心になる。

コーヒー豆屋には低カフェインのコーヒーも売ってはいるのだが、どうも味が好きではない。

精神科医のkyupin先生のブログにやはり精神疾患とカフェインの問題を取り上げたものがある。どうやらコーラにしてもコーヒーにしても、抗精神病薬で頭がボケボケになるので、病棟のみんなも通院の人も飲んでしまうということはあるのではないか、という考察だった。

担当医にはいっていないがたぶんコーヒーは淹れることを含めてやめられないと思う。

PCがいまひとつ面白くないいま、ボクからコーヒーを取ってしまったら何が残るんだ???

もちろん、明らかに病状に出てくればやめるが、ちょっとくらい楽しみもあっていいじゃないか・・・。