藤山まさきの備忘録

和歌山県議会議員 藤山将材のブログです

「和の伝統文化を守る会」

2009年10月02日 23時33分00秒 | 日記


「料亭」といえば、私たちには敷居が高く感じられますが、その料理もさることながら、豊かな空間や、おもてなしの心は、茶の湯と並んで日本の文化の粋だと、僕は思っています。

海南には、明治の昔から東浜や山崎町に、多くの料亭が軒を連ねた花街があったそうです。
しかし、時代が変わり、当時のにぎわいも過去のものとなり、多くの料亭がのれんを畳んでしまい、今では老舗「美登利」さんだけになってしまいました。

食の欧米化が進む現在、健康志向の高まりの中で、和食が見直されて久しいですが、大切にすべき日本の伝統文化でありながら、昨今厳しい環境にある「料亭」。

この日本が世界に誇れる伝統文化を次世代へと継承していく為に、神出政巳海南市長と角谷勝司海南商工会議所会頭が発起人となり、各界各層の人々が集い、様々な啓蒙活動を行うことを主旨とし、海南の発展に寄与することを目的とする「和の伝統文化を守る会」が本日発足し、その発足式に出席してまいりました。


最近は、和食や和の空間に興味を持つ若い方が増えてきているそうですが、この素晴らしい日本の文化を、特別な人だけのものにせずに継承していくこと。私どもの課題だと考えています。

*写真は日本画家である清水達三氏から、女将さんに舞妓さん!?の絵が贈られるところ

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