ヤフオクで約8万円で落札。
ジャンク品で一番管と二番管のチューニングスライドと全てのピストンが固着していて動かない。
ケーシングの歪みによるピストンの固着であることが判明した。
落下または激しくぶつけた形跡があるとリペアマンに指摘されて、よく見てみたらベルも緩やかに湾曲していた。
リペアマン曰く、ケーシングの歪みはベルを落下またはぶつけた時に起きたとのこと。
まずはケーシングの歪みの修正とピストンの固着取りだけでも、ということで修理を依頼。
当初14000円位の見積りであったが9000円位(ピストンの固着を取るだけでなく、調整も込みで)で一週間で修理完了となった。
あまりにも安いので驚いた。
ちなみにYAMAHAのCUSTOMのオールドでしかも特殊管はほぼ入手不可能と言える貴重品だ。
なぜYAMAHAのオールドにこだわるのかというと、パーツから全て国産で一流の職人による手作り品だからだ。
特にケーシングとピストンのクリアランスは絶妙!!!
このすり合わせは奇跡の神業とも言える。
アメリカがジャズの本場で一流のトランペットメーカーのシルキーやバックがあると言えども、このすり合わせだけは日本人の職人にしかできない神業だ。(ピストンとケーシングがユルユルでもピタピタでも駄目。ぶっちゃけユルピタという感じだ)
今は中国などにパーツの生産をやらせたり、インドに工場を作ったりして品質低下が激しくなっているように感じた。
奴等の仕事に対する考えや姿勢、勤務態度などを考慮すると、無茶な話だと思う。
もはやトランペットはオールドYAMAHAかシルキーしか選択肢が無いと言えるのではないか?