日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

めぐり会いは/GranCantante後編

2022年04月24日 | Memories of ZUKA
第2部

レビュー・エスパーニャ
『Gran Cantante!!』

作・演出/藤井大介



2005年の藤井作品
『ソウル・オブ・シバ』が
大好きな中年



その後なかなか
そこまではまる
藤井作品(大劇場)に
出会えなくて…

と思ってたら
ついに来た〜〜〜!!!

昨年
舞浜アンフィシアター公演
『VERDAD!!』で
礼真琴の歌声の魅力を
余すところなく
放出してくれた藤井先生



"Gran Cantante"は
スペイン語で
"素晴らしい歌い手"

ありそうでなかった
まるごとスパニッシュのショーで
藤井先生が再び
礼真琴の魅力に迫る



ラテンとスパニッシュとが
ごっちゃになってるのある中年
ラテン・ショーは
どちらかというと苦手だけど
『La Esmeralda』は好きだし



思い返せば
今まで観てきた
数々のショーの中でも
スパニッシュテイストの場面に
グッときてた

直近では
『NEVER SAY GOODBYE』
フィナーレとか



そして
『ロミオとジュリエット』の
「エメ」「憎しみ」を
スパニッシュにアレンジした
デュエットダンスが
印象的だった
礼真琴×舞空瞳



中年の乙女心に
知らず知らずのうちに
蓄積されてきた
スパニッシュ好き♡
もっと聴きたい観たい〜♡♡
という思いを
ドカンと叶えてくれたのが
『Gran Cantante!!』だった



最初に現れるのは
道化の3人
下級生と見間違えるくらい
かわいらしくて
でもよく見たら…

次は何が出るかと
待ち構えていると
高い所に礼真琴登場
歌の素晴らしさも
さることながら
どこに立ってるんだろうと
気になった

大階段に敷かれてた黒い布が
下手の方へサ〜ッと
吸い込まれていったのが
あまりに見事で目を見張った

主題歌
「Gran Cantante!!」
気に入った〜!



瀬央ゆりあが歌う歌に
(髪型がたてがみみたいと思ったら馬だった)
久しぶりにJ-POP出た〜
と思いながら
タイトル思い出せず
ニンジンニンジン♪
が出てようやくわかった

当時は変な歌〜と思ったけど
こうして聴くと
なかなか良い

『情熱のバルセロナ』や
『誰がために鐘は鳴る』など
スペインにちなんだ
宝塚作品からの名曲が
目白押しだったことは
後で知った

ソル・イ・ソンブラ♪
ソル・イ・ソンブラ♪
ソル・イ・ソンブ〜ラ〜♪
『哀しみのコルドバ』から
「コルドバの光と影」しか
わからなかった中年

ヅカファンとして
まだまだです



藤井作品と言えば
女装
今回は誰が…と
今か今かと待ち受けてた



















マタドール姿の礼真琴と
牛たちのダンスに
『VIVA!FESTA!』の
牛追い祭りの場面を
思い出しつつ
今回の牛たちは
やけになまめかしいと思ってたら
とりわけ妖艶な牛が
礼真琴に絡みだして…

女装か否か
瀬央ゆりあの胸元を
オペラグラスで
ガン見してしまった中年

今回の女装は1人か〜と
思ってたら
女装じゃないけど
舞空瞳のダルマ姿に
ドッキリした

脚線美を
バーンと見せるのではなく
チラチラ見せる感じがまた
ニクイわと思った



中年の乙女心が
最高に震えたのは
ショー終盤の
「ピラール祭り」の場面

銀橋に立った
宝塚が誇る歌姫
美穂圭子(専科)が
聞き覚えのあるメロディーの
歌を歌いだし

その向こう側で
黒い衣装の舞空瞳が
可憐に踊る

長年宝塚の舞台を踏んできた
大ベテラン(since 1989)と
少女のように可憐な
トップ娘役の
オーバーラップに
どちらにオペラグラスを
向けていいものやら迷った

2人一緒に
オペラグラスで
とらえられないものかと苦心

同じく黒い衣装の
星組生たちが登場
全員が黒一色の衣装でダンス
というのも
なかなかないなと思った

最後は大階段に
礼真琴が登場
何を歌ってくれるのだろうと
期待を込めて
待ち受けていたら
なんと
「オンブラ・マイ・フ」を
ありそうでなかった
アカペラで歌いだした

原語歌詞でのアカペラソロの後は
日本語歌詞での合唱
何かと苦しい
今の時代を生きる私たちを
励ますような歌詞だった



こんなに感動させてくれた後で
初舞台生ラインダンス
礼真琴×娘役ダンス
男役群舞
トップコンビデュエットダンス
と続いて

いつもはあっという間に
終わってしまうショーが
いい意味で長く感じられた
そのぐらい
見どころ聴きどころ
満載だった



それでも
終わりの時がやって来て
パレード

エトワールは
この公演で退団する
天寿光希だった

そのすぐ後で
小桜ほのかと並んで
大階段を降りて歌ったのは
天飛華音だった

ヨーニー
すっかり成長して〜!



続いて
極美慎×有沙瞳
天華えま×綺城ひか理

歌こそ歌わなかったけど
この公演で退団する
音波みのりも
センターを降りてきて
粋な演出だなと思った

そして
瀬央ゆりあ
舞空瞳
礼真琴の
星組トリデンテ

Gran♪
Gran♪
Cantante♪

緞帳が下りても
ずっと拍手していたかった

星組最高〜☆

次回からは
暁千星も加わるなんて
楽しみ過ぎる



ところで
「オンブラ・マイ・フ 
 Ombra mai fu」を
ググッてみたら

「樹木の陰で」と
邦題がついてたりもして

Ombraは
イタリア語で影

Luce e Ombra
(ルーチェ&オンブラ)
光と影

え〜!

思わぬところで
『めぐり会いは再び』と
リンクしてた

ルーチェは光
宰相オンブルは影であったか〜



『Gran Cantante!!』に
胸震えた中年
最近
この映画を観た時も
胸が震えた

『コーダ あいのうた』



聴覚障害のある両親と兄を持つ
CODA (Child Of Deaf Adalts)ルビー
歌うことが大好きで
高校で合唱部に入る

合唱部顧問のV先生が
ルビーに言う
上手い下手ではなく
人の心に響くかどうかが
重要だと

そして
デヴィッド・ボウイが
ボブ・ディランの声を
砂と糊(sand and glue)
みたいだと言った
というエピソードを語る

礼真琴や
美穂圭子の歌も
間違いなく心に響く

もちろん
歌声も素晴らしく
砂でも糊でもない

というわけで
久しぶりに
こちらのカスタマイズCDを
聴いてる中年



御園座『王家に捧ぐ歌』
ライブCDは出ないようだし
そろそろ配信に切り替えないと〜

遅すぎ?

つい
形ある物に頼ってしまう中年
昭和ふたケタ生まれ


『王家に捧ぐ歌』
衣装だけでなく
小道具も展示されてて
中年ウハウハでした





・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。... 

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少しでも簡潔にするため
敬称略となっております
上から目線チックで堪忍!

めぐり会いは/GranCantante前編

2022年04月24日 | Memories of ZUKA
宝塚大劇場 星組公演
ミュージカル・エトワール
『めぐり会いは再び next generation 
−真夜中の依頼人−』
レビュー・エスパーニャ
『Gran Cantante!!』を
観に行ってきた



そして
礼真琴と
礼真琴率いる星組に
すっかり
惚れなおしてしまった中年



足りない語彙で
思いのたけを
つづります



見てはもらえぬ感想を〜♪
(着てはもらえぬセーターを〜♪)



徐々に
ヅカ縮小中の中年



『めぐり会いは再び』は
1作目も2作目も観てないし
ショーも最近は
もう少し年代が上の
先生がたの作品の方が
しっくりくるから
チケット取りをためらった
(ライブ中継だけにしようかと…)



にもかかわらず
定番のA席をB席に
ランクダウンして
抽選に申し込んだのは
きっと殿堂に
『王家に捧ぐ歌』の衣装が
展示されると思ったから



…のはずだったのに



お芝居にもショーにも
見事に
引き込まれてしまった
















まず
第108期初舞台生の口上と
宝塚 わが宝塚〜♪
清く正しく美しく〜♪に
グッときて









からの〜

ミュージカル・エトワール
『めぐり会いは再び next generation 
−真夜中の依頼人−』

作・演出/小柳奈穂子



礼真琴が
お芝居の登場シーンから
すでに
Gran Cantante!!
(素晴らしい歌い手)で
またまたグッときて



全員揃って
かっこいいテーマソングが歌われ
『はいからさんが通る』を思わせる
華やかなプロローグに
完全に取り込まれた



ルーチェ(礼真琴)と
友人レグルス(瀬央ゆりあ)の
息の合った掛け合いも
さることながら



その舞台となってる
レグルスの探偵事務所の
作り込みが素晴らしくて



そっくりそのまま
殿堂に展示して見せてほしい〜
と思った






そしてまた
歯車やら何やらが散りばめられた
ルーチェの衣装が
2階席からの遠目にも
すごく素敵だった
(また殿堂に来さそうとする〜)



…と
中年の乙女心
キュンキュンさせどころ
満載だった

"ミステリー仕立ての"
ということだし
しかも重要な説明を
歌に乗せてしたりするので
最初はちょっと
わかりにくいところもあったけど
そこは承知の上か
途中で同じ説明を
改めてしてくれたりして
うまいことできてた



胸にグッとくる歌も
いい塩梅に聴かせてくれたし
天寿光希&音波みのり
長年星組を支えてきた2人の
退団公演ということも手伝って
笑いありホロリ涙ありの
ハートフル・ラブコメディだった



そして終わりも
やっぱりなんとなく
『はいからさん』を感じたのは
中年だけか…

礼真琴は
柳生十兵衛やラダメスみたいな役も
似合うけど
『GOD OF STARS -食聖-』の
メガネ男子を思い出しつつ
ちょっと頼りない男子の役が
本当に似合うなあと思った



そして舞空瞳は
ジュリエットとか
今回のアンジェリークとか
快活な女子の役が
似合うなあと思った



あっちの2人が
セリフ言ってる間にも
こっちの2人が
ゴソゴソやってたり
あっち見てこっち見て
忙しいところもあったけど
最後まで楽しく観た

…ので
幕間休憩に
トイレの列に並んでて
ガチャガチャしてて
全然良くなかった
という声が聞こえてきた時は
びっくりした

娘さんか誰かを連れて
もう一度観る予定らしくて
自分は前の作品を観てても
良くなかったから
初めての人は余計に気の毒
みたいなことも言ってらして

え〜〜〜!!!
私初めてでしたが
すごく面白かったですけど
何か〜?
と心の中で叫んだ中年

それは
第1作と第2作がセットになった
『めぐり会いは再び』前奏曲Blu-ray
買ったる〜と
幕間に意気込んで
キャトルレーヴに入ったくらいで

でも
発売日前だった
というオチ



いつか
ロナン(極美慎)主演で
第4作もあるのかなあと
期待させるところが
またおもしろい

JR×阪急
勝手にコラボシリーズ
また撮り忘れてしまいました

・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。... 

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