8月の終わりは
期待した以上によかった
この映画で締めくくります
聴いてみよか〜と思って観た
『カセットテープ・ダイアリーズ』
最初に聞こえてきたのは
もっと馴染みのある
ペットショップボーイズだった
1987年
サッチャー政権下の
イギリスが舞台
ビリー少年が
バレエダンサーを目指す映画
『リトル・ダンサー』と
同じ時代背景
労働者が
不満を募らせる姿も同じ
炭坑夫のビリーの父親は
賃上げのためのストライキに
奮闘するが
自動車工場で働いてた
ジャベドの父親は
リストラされてしまう
パキスタンからの
移民一家である
ジャベドたちの方が
状況はもうひとつ厳しくて
パキ!と
不当な差別を受け
パンクっぽい兄ちゃんに
ツバを吐きかけられたり
子供たちまでが
玄関にオシッコをかけたり
喘ぐ労働者
衝突する父と息子
家族の絆
30年後も
変わらないんだなあと
イギリスの今を描いた
『家族を想うとき』も
思い出しながら観た
そして
中年の本音心
若いって
素晴らしい
中年もまだ
走り出せるかしら?
父親世代だから無理?
そうそう
思い出しついでに(?)
詩や文章を書くことが
大好きなのに
書いたって無駄だと
葛藤するジャベドの姿は
『スタンドバイミー』の
ゴーディ少年も思い出した
4人の少年が
死体探しに出かけ
町に戻ってきたのは
レイバー・デー(労働者の日)の
前日だったはず
アメリカの
レイバー・デーって
9月1日だと思ってたけど
改めてググッてみたら
9月の第1月曜日となってた
記憶違いか
ハッピーマンデー的に
変わったのか
奥から引っ張り出して
久しぶりに聴いてみた
マイ
カセットテープ
メモリーズ
30年近く前に
もらった
今はつらいけど
友情つないでいけたらと
中年の乙女心
2020年夏の終わり