岩井俊二監督の最新作
『ラストレター』は
同監督20年以上前の作品
『Love Letter』への
オマージュのような
その続きを見てるような映画だった
ふたつの映画には
手紙をはじめ
共通する要素が
たくさん散りばめられてて
監督の頭の中にあった
別バージョンなのかなとも思った
舞台は
冬の小樽から
夏の仙台へ
どちらも
法事を待つ場面から始まる
手紙
校舎
図書室
転校生
初恋
初恋の人の死
初恋の人と
よく似た人との出会い
死んだ人の
大人になった姿は
今回も出てこない
乙坂鏡史郎
↓
裕里
↓
主人公が結婚して
妻となり母となり
嫁となってるところに
『Love Letter』の
藤井樹♀のその後を
見たような気になった
旦那に選んだのは
漫画家のこの人
なぜこの人なのかも
ちょっと気になる
藤井樹♂の父を演じた
鈴木慶一も
孫を持つおじいちゃんとなって
再登場
あの2人のその後が
この2人とは
さすがに思わなかったけど
大学生になった未咲は
悪い男に引っかかる
それが豊川悦司演じる阿藤
藤井樹♀の
中学生時代を演じた
酒井美紀と
高校時代の裕里&
裕里の娘颯香を演じた
森七菜は
どことなく似てる
どちらも
せつない物語だけど
中年の乙女心
せつなさ胸キュン度は
『Love Letter』が上かな
中学生時代の藤井樹♂が
せつない
窓際の白いカーテンの場面と
樹♀に本を押しつけて
自転車で去っていく場面
何度見てもキュンとなる
でもやっぱり
どちらもせつない
初恋の人には
生きていてほしい
ところで
渡辺博子→藤井樹♂の
最初の手紙は
誤配達ではなかった
博子が
卒業アルバムの中に見つけたのが
そもそも藤井樹♀の住所で
国道の下敷きになったという
藤井樹♂の昔の住所に
送ったつもりでいたという話だった
『Love Letter』でも
『ラストレター』でも
郵便の
いわゆる誤配達というのは起こらない
それなのに
本来の相手とは違う相手に
手紙が届いてしまうという
岩井マジック
昨日は堪忍
晩ごはん食べた後の私も
いつもこんな感じ
me too〜