コロナ禍での東京五輪は 大会関係者の大変な努力と尽力により 8月8日予定通り閉会式を迎え、全日程を終えた。 今回日本が獲得した金メダルの数は27・銀14・銅17。 総合計では58個で 金メダルの数・総数ともに過去にない記録となった。コロナ禍での東京五輪は 大会関係者の大変な努力と尽力により 8月8日予定通り閉会式を迎え、全日程を終えた。 今回日本が獲得した金メダルの数は27・銀14・銅17。 総合計では58個で 金メダルの数・総数ともに過去にない記録となった。
メダルの数など日本選手団の成果と国民に与えた感動は高く評価されるだろう。私の周囲では好意的に評価している人たちが多い。
さて2021年 年明けるや開幕直前、次々とトラブル 大会前はコロナ禍で開催反対論が高まり、2月には大会組織委員会トップの森喜朗会長が舌禍で辞任。開幕直前にも開会式の演出関係者が相次いで辞任、解任と騒動が続いた。
それやこれやで一部にはとても開催は無理があると思われていた。
海外メディアなどにまたぞろ東京オリンピック開催延期や中止の懸念がよぎった。 日本の医療関係者の中にも慎重論を唱える人が多かった。しかしどれだけ反対意見を浴びようとIOCは決して延期や中止はないと主張した。 やがて7月23日、無事に開会式が開催され、日本の関係者は見事に大会を成功させ、世界を大いに楽しませた。開会式を迎えたときには 正直言って無事全日程を終えられるのかという不安があったのだが杞憂に終わった。
いっぽう 米国では東京五輪は終始盛り上がりに欠けた。独占放映権を持つNBCテレビによる中継の視聴者数は1日平均で約1700万人。2016年のリオデジャネイロ五輪の半数近くに落ち込んだという。
また中国は開会式についてもあまり好意的ではない評価を発信していたが、中国人民日報系の環球時報英語版は 「いろんな食事、清潔な会場など日本のサービスは素晴らしかった。段ボールのベッドは快適だった」と感謝する選手の声も紹介している。(以上 出典はYahoo-Webサイトより)
新型コロナウイルスの感染拡大によって、期間中も様々な弊害に苛まれた東京五輪でもあった。 選手および大会関係者で期間中コロナに感染された人は382人であった。
開幕前後の騒動を精査する必要はあるが、大きなアクシデントもなく、日本の民族の国民性を反映してか立派に大会を終えられた点は、十分に評価に値し賞賛に値するものだと私は思う。
しかしこの五輪に要したコストは1兆6千億円とも言われている。この金額は300床の病院を300棟建てることができる額に匹敵するという。
この先 コロナの収束ができず、病床不足の事態に陥ったりすると、この費用負担は国民に残された借金であることが、またぞろクローズアップされそう。 しかしもう議論の対象になってしまうことを避けたい。
読売・朝日では最初から五輪へ向けての姿勢が異なった。朝日新聞社は 最初から社説に開催反対を主張するぐらいの勢いであった。 しかし読売新聞社が7~9日に実施した全国世論調査で、東京五輪が開催されてよかったと「思う」は64%に上り、「思わない」の28%を大きく上回った。
菅総理の支持率も急降下している中で衆議院選挙が待っている。 他にいないという理由で自民党に投票する人を除き、東京五輪の強硬開催とコロナ対応への与党の評価はそれほど遅くない時期に判明するであろう。
国民はこれ以上政局の混迷は避けて欲しいものだと思ってはいるが...
海外の他のメディアもそこそこ好意的な評価が多いように感じるし、この時期 この環境で よくやったと言えるんじゃないですか、ボランティアの皆さん、JOC関係者の皆さん、関係省庁の皆さん 本当にご苦労様でした。