丼季報亭「8万時間の休息」

旅の記録や季節の便りそれに日々の思いを軽いトーンで綴ってみました。

6. 九州縦断の旅 その1

2008-03-17 01:03:04 | 旅の記録

船旅に魅せられて 
 船旅というのも興味深く、早速申し込んだものの参加料金が1室4名利用では一人当たり2万5千円。 1室2名利用でも一人当たり3万円を切るキャンペーン価格。しかも宿泊は二日ともに一流ホテル。でもまあ破格料金のパック旅行は早朝の出発は定番です。余裕を持って空港近隣に前泊のうえで午前6時前にホテルから羽田へと出発です。

第一章:旅・国内編(4)九州縦断 その1

 8月24日早朝 羽田を発ち空路長崎へ。 長崎空港到着後バスは一気に佐世保ハウステンボスへ向かいました。 午前11時前にハウステンボス日航ホテルへ到着。その日は午後半日と夕方をハウステンボスで過ごします。

 ハウステンボスは、17世紀オランダの街並みをそっくり再現した、ユニークな街。建物ひとつひとつのモデルが、本国オランダに存在しているのです。確かに異国情緒漂うテーマパークですが8月下旬の夏休み期間中にもかかわらず入園客がまばら。多数あるパビリオンにもそれぞれスタッフが目立ち、この入りでは経営悪化も無理ないところか。

 サラリーマン生活に終止符

 この頃私は「60歳以降へのソフトランディング」を目指して30年以上続けたサラリーマン生活に終止符を打ち、第一線から引退。設立時に関係したある関連企業の顧問になっていました。ハウステンボスの園内運河をクルージングし始めた瞬間、心配してくれている昔の会社の上司から電話が入り少し複雑な気分です。

 行楽のはずが一瞬企業人間に戻りかかってはいましたが それよりもこのテーマパークの将来がとても気になりました。これだけの設備が利益を生み出せず、今ひとつ冴えない理由は、やはり「佐世保というロケーション」と「園内ホテルの価格は一流並み」が理由なのでしょうか?

 有効活用されていないのがいかにも惜しく淋しく思いました。地場産業の少ない九州西北部なればこそ「何とか雇用を維持できる方策はないものか?」いったい何をしにここに来ているのだか……。

 さてこの日の昼食は九州の味「ちゃんぽん」夕食も「豚の角煮」を園内のレストランで済ませました。ハウステンボスの夜のアトラクションを見終えた後、一日目は「日航ホテル」泊。ホテルの部屋も朝食もブランド名どおりのものでした。

 「8万時間」のコア探しの旅のはずが その夜はハウステンボスの再生のために何ができるかを考えながら眠りに就いたのでした。


 2004年8月24日から佐世保 ハウステンボス 二日目 長崎・ 柳川・別府 三日目 湯布院・阿蘇・高千穂 三日目夕方宮崎 から 太平洋クルージングのところ 台風16号の襲来で夕方宮崎からのフェリーは全便欠航となり 急遽 日向から台風の接近する高波の中を 出港しました。 船は1万2千トン 最速48.5㎞のところ四国沖まで 大幅減速し 大波の追撃をすり抜けました。 それでも四日目夕刻 予定より2時間遅れで 川崎港に無事到着しました。 フェリーはその後東京湾に停泊し少なくとも4日間は欠航するとのことでした。
 台風16号の高波の中を 強引な出港であったため大きく揺れたのも5、6時間くらいだったそうですが強行軍の日程の疲れもあり 激しい横揺れの中で 二人ともゆりかご代わりにすっかり寝入ってしまいました。 他の船客が眠れず参っていた瞬間はよくわからず 翌朝の朝食も食べられなくなった人たちから前夜の揺れを聞いたほどでした。20時間以上の航海は何をするでもなく終わり、房総半島や三浦半島を見たときにはほっとしたほどでした。

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「佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・宮崎県」を三日間で 回り フェリーで帰京しました。 

次回は 7. 「九州縦断の旅」その2です。今日もお立ち寄り戴き 有難うございました。

もうひとつのブログ

◆4Travel.「Donkyさんの旅のブログ」」(2013年6月投稿開始)は
URL:http://4travel.jp/traveler/donky2013/

 


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