71. 映画「最高の人生の見つけ方」と現代映画館考

 71. 現代映画館考　

マイミクＵさん　ご推奨の映画「最高の人生の見つけ方」を観に出かけることにした。 　昨夜ヤフーで調べ、上映中の映画館「池袋東急」に着いて見てびっくり。先週末で上映は打ち切られ番組はすでに替わっているではないか。「そんな馬鹿な」唖然とするが　ＷＥＢの更新遅れはよくあること。 　気を取り直して「池袋東急」に訊いてみると　入り口の人物いわく「うちのＨＰはすでに更新してるんですけどねえ」都内でまだ上映しているのは「丸の内ピカデリー」と「新宿バルト9」だけとのこと。     ****************************************************************** 　急遽予定変更し　新宿三丁目にある「バルト9」を目指した。「バルト9」ではシアターすべてにデジタルシネマプロジェクターを設置。　つまり最新鋭のデジタル上映システムDegital Light Processing（DLP）を採用している。　フィルムを一切使用しないデジタルプロジェクターによる上映方式である。 　かつ音響もデジタルで製作スタジオ録音そのままの非圧縮サウンド再生を実現している。ただしDLPについて　訊ねても　映画館の誰も正確に答えてくれない。偶然エレベーターで居合わせた映画ファンの女性から音響もデジタルを採用しているのはここだけと教わった。 　　シアターは定員70人くらいの小規模なものから440人収容のものまで9つあり総席数1825席。ビルの9階から13階までをシアターで占める。13階にある女性専用の化粧室と、密閉された喫煙室もバルト9の売りのひとつ。 　喫煙室には四面の壁全面に喫煙の危険性を伝える広告。室内大型テレビでは喫煙者の脳卒中・心臓病の死亡率が非喫煙者の1.7倍になっていると何度も放映し、画面の文字を読むと凍てつく 　 　装備的には日本初の最先端ながら　弱点は9つのシアター全ての切符売り場が9階ロビーに集中していること。全席座席指定のため　係の不慣れもあり発券に手間取る。お出かけは余裕を持って　少しお早めに。 　設備は最新鋭でも供給側が追いつかない。この日の映画はアナログ方式とのこと。タケさん訂正コメント有難うございます。    ****************************************************************** 　さて肝心の映画であるが　仕事に人生をささげた大富豪エドワード（ジャック・ニコルソン）と、家族のために地道に働いてきたカーター（モーガン・フリーマン）は、入院先の病室で知りあった。共に余命は6か月。 　やりたいことをすべてやり尽くそうと決意し、無謀にも病院を脱出。“やりたいことリスト”を手に、さまざまなことに挑戦する。いぶし銀の演技を見せる2人の名優の友情とすがすがしい笑顔に、思わずほろっとさせられる。（シネマトゥデイより）   　事実二人ともラストシーンではほろりと泣いてしまった。映画の節々に出てくる台詞には　粋でうなずけるものや　かつ感心できるものが多く　非常に参考になった。久しぶりに良い映画を観た気がする。　評価は文句なく5つ星であろう。　お薦めできる作品である。     ****************************************************************** ほかにもブログを公開しています。 ◆ブログ「丼季報亭の四方山話」（2002年9月投稿開始）は　こちらです。 ◆４Travel「Donkyさんの旅のブログ」（2013年6月投稿開始）は　こちらです。