丼季報亭「8万時間の休息」

旅の記録や季節の便りそれに日々の思いを軽いトーンで綴ってみました。

401.師も走る暮れの世間の忙しさ

2010-12-10 09:33:49 | 季節の便り
  夢追って 師走の風に 立ち向かい 


  この時期はプロ野球選手の契約更改時期にもあたりますが悲喜こもごものようですね。   

  考えて見ますと西暦2010年・平成22年も色々ありましたが、あっと言う間に師走を迎えました。
 今年ももう余すところ3週間となりまして ここんところ寒さもそれなりに変化し季節を感じます。

 そんな折から皆様いかがお過しでしょうか?

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  日本では、旧暦12月を師走(しわす)または極月(ごくげつ、ごくづき)と呼び、現在では師走は、新暦12月の別名としても用いられています。

 その由来は僧侶(師は、僧侶の意)が仏事で走り回る忙しさ(平安後期編『色葉字類抄』)からという平安期からの説があります。

  また、言語学的な推測として「年果てる」や「し果つ」等から「しわす」に変化したなどという説もあるようです。

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 先日関西の法要でお見えになったお寺の住職に「暮れは本当に忙しいのか?」と尋ねたところ、「法要やら葬儀やらに加え境内や本殿の掃除もせんならんので そらもう忙しいですわ」と言われていました。 まあ葬儀と法要の合い間に新年の準備もせにゃならんので忙しいと言われてるんでしょうが....。


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  英語での月名、December(ディセンバー)は、「10番目の月」の意味です。

  実際の月の番号とずれているのは、紀元前46年まで使われていたローマ暦が3月起算で(そのため年末の2月は日数が少ない)、3月から数えて10番目という意味です。

グレゴリオ暦の12月1日はその年の9月1日と同じ曜日になるのだとか ご存知でしたか?



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そうそう12月といえば 明治時代に日本が太陰暦から太陽暦に変更した際に、政府が年末の給料を削減するために12月の日数を3日としたのだとか。維新後の政府も色々知恵を絞ったものですねえ。 


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 おうとう(黄冬)、おとづき(弟月)、おやこづき(親子月)、かぎりのつき(限月)、くれこづき(暮来月)、けんちゅうげつ(建丑月)、ごくげつ(極月)、しわす(師走)、はるまちつき(春待月)、ばんとう(晩冬)、ひょうげつ(氷月)、ぼさい(暮歳)、ろうげつ(臘月) 以上全て旧暦12月の別名です。

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 もともと師走などの呼称は我が国古来のものであり、欧州のグレゴリウス暦の12月とは全く時期が異なるのは皆様ご存知の通りです。 新暦で言う1月下旬から2月中旬辺りの一年で一番寒い時期に旧暦の師走がくるのが江戸時代まで続いた日本の暦です。

 なお 今回の記事と写真(浄牧院法要と信州でのスナップ)は何の関係もありません。


 今日もお立ち寄りいただいて有難うございます。


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